6.《ネタバレ》 たぶん第一作のうざったいガキに批判が集中したのだと思う。この作品には子供が絡んでいない。色調も全体にダークな印象で大人向けの雰囲気でした。ガメラは人類の味方という訳ではなく、バルゴンよりは大人しいかも…くらいの微妙なスタンス。ゴジラの方と比べると数年前に「三大怪獣」でキングギドラが大暴れしていた時代で、まだまだ特撮技術の差は歴然だけど、前作に比べると努力と進歩の跡がうかがえる。少しオリジナリティを主張し始めた感のある第二作でした。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-05-29 08:53:54) |
5.《ネタバレ》 ストーリーはご都合主義だし、人間の行動が論理的でない部分も多く、子供騙しっぽい脚本にはなってはいるが、全体にトーンも暗めで、怪獣による「被害」を強調するなど、第1作と違い子供受けを狙った演出にはなっていない。その結果、第1作よりレベルは上がっているものの、子供向けではない「映画」として見てしまい、脚本の完成度の低さが目立ってしまうという中途半端な映画となってしまっている。しかし、当時の製作陣が、ゴジラシリーズを参考にしつつゴジラに対抗して、いろいろパクリつつ独自色を出そうと、かなり力を入れているところもうかがえ、それなりに結果は現れている。この時期に公開されたゴジラは8作目の「ゴジラの息子」であり、ゴジラシリーズが第1作ゴジラからどんどん遠くかけ離れて行くのに対し、この「ガメラ対バルゴン」が、2作目以降のどのゴジラシリーズよりも第1作ゴジラの雰囲気に一番近いかも。だが、あくまで雰囲気が似ているだけで、あれほどの名作ではありません。この映画ではガメラはまだ味方ではなく被害を与えたりするが、更なる脅威であるバルゴンを退治するというパターンで、先に見た名作平成ガメラ、平成ガメラ2に通じる雰囲気があり、平成ガメラの原点は、第1作ガメラではなくこの映画なのかもしれない。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-24 00:58:52) |
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3.大映さん、タイトルは「大怪獣?ヘロヘロ決闘 日本自衛隊VSバルゴン」じゃないですか?(笑)琵琶湖までバルゴンを誘導しなかったらガメラは一生バルゴンを倒せなかったと思うのは自分だけでしょうか。水に弱いとかあんた狂犬病か?とか思っちゃった演出には笑いましたが、カメレオンみたいな舌から出される冷気にはもっと笑いましたが、洞窟の中でサソリに刺されて死んだおっさんの死に方にはもっともっと笑いました。 |
2.そりゃまあ、初期の作品ですから、後のガメラと比べるのは当然オカしいのですが、それでも、「やっぱオトナだけでストーリーが進むなんて、ガメラ映画じゃないよー」という気持ちでいっぱい。一応、宝探しの冒険譚がハナシの発端ですが、ドロドロの欲望渦巻く展開に、何だかねえ。バルゴン急成長の原因が、誤って照射された水虫治療の赤外線、というのも実に夢がない。それに、赤外光はエネルギーが低いからねえ、突然変異するかねえ。紫外なら少しは説得力も・・・あんまり無いけど。さらにバルゴンは水に弱いという、動物とは思えない弱点が! 勝敗は目に見えてマス。この映画の見どころは、ダム破壊シーン、ですかね(つまり最初だけかよ)。 【鱗歌】さん 5点(2003-11-16 01:41:24) |
1.《ネタバレ》 子供向けシリーズになる前の作品で、欲にまみれた大人達のドラマが展開される。バルゴンも熱帯産で冷凍怪獣、さらに水で皮膚が溶けちゃうという無茶な設定なのだが、結構興行的には成功したというのだから凄いです。 |