1.《ネタバレ》 『北斗の拳』のような核戦争後の荒廃した近未来が舞台。古代ローマの剣闘士のようないでたちで、闘技会とアメフトを混合したような競技。ルールの説明はないが、それほど複雑ではないのでなんとなく伝わってくる。ボールに見立てた犬の骸骨をゴールの杭に突き刺したほうが勝ち。
劇画的だしスポ根要素もあるので、ハマる人にはハマりそう。個人的にはスポーツ的ではなく純粋に格闘に徹したほうが良かったような。殺し合いに用いる武器を使いながら、スポーツ的というのに少し無理を感じた。海外連ドラの『スパルタカス』のようなものを期待してしまったかも。映画の尺の関係だろうが、少女の特訓の過程もあっさりしていたし。
この少女を演じたジョアン・チェンは『シュウシュウの季節』の脚本・監督をしている才女。次作の『オータム・イン・ニューヨーク』でずっこけて、それ以降は作ってないようだが、もう一度チャレンジしてほしい気はする。