1.アラン・ドロンとベルモンド。フランス映画2大スターの競演。
ひたすらクールに決めるアラン・ドロン。一方陽気な男をコミカルさも交え演じたベルモンドと2人の持ち味も十分。
作品としてはこうしたギャングの抗争を描いた映画にしては重厚感はさほど無く、
軽快な音楽(この音楽自体は好きですが、使うタイミングが良くない所もありましたね)
もそうですが、軽い。微妙にコミカルな作風もどうだったのでしょう…。
冒頭の2人のどこかコミカルで迫力に欠ける殴り合いから違和感がありました。
それでも、この2人の持ち味十分、互いに負けず劣らずの存在感がしっかり出ている競演は楽しめる作品です。