1.見ようと思ったのがキャスト。特に大きいのが天知茂が悪役で出てること。実際見てみると主役を食っちゃうほど悪役なのは近衛十四郎。内田朝雄を斬り、里見浩太郎を斬り、天知茂も斬る。最後は馬に乗りながら登場、槍を使っての橋蔵との対決はなかなか迫力が合った。そんな近衛を破るきっかけとなるのが嵐寛寿郎なわけなんですが、出番少なすぎ。橋蔵はこれといったことはないけど、紫の衣装がかっこよかった。ストーリーは短いのに早送りしちゃいたいぐらな内容なのがつらいところ。浩太郎が左手1本じゃ剣が出来ないとか言ってふてくされているのを、橋蔵が励ますシーン。いかにも古風な感動シーンであほかと思った。実際古い映画だからありだったのかもわからないが。