7.《ネタバレ》 冤罪事件を対象とした映画は数あれど、拘置の細かい手続であるとか、護送の際の一連の風景であるとかをここまで丁寧に描出した作品って、ほとんどないのではないだろうか(後に周防監督が「それでもボクはやってない」でその究極を実現しましたが)。また、取調官が、わざとらしく怒鳴ったり威嚇したりするのではなく、あくまでも「真剣に間違っている」だけなのが、現実的な恐怖をにじみ出させている。そんなわけで、前半はヒッチコックらしからぬ正統的社会派系の内容なのですが、後半は今度は奥さんの錯乱に一気に焦点が移動して、しかもこれはこれで出来が良いため、結局何がテーマなのかが分からなくなっている。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-04 00:57:49) |
6.冒頭からヒッチコックが「これは事実に基づいた話」と登場しますが、主演のヘンリー・フォンダが強盗犯人に間違えられ、終始、冤罪を証明するのに悪戦苦闘する地味なストーリーです。サスペンスを期待すると、総スカン食らいます。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-25 01:31:03) |
5.少年時代の私を映画の虜にさせてくれた、敬愛すべきヒッチコック監督ですが、彼の作品には①結末・内容がわかっていても何度も何度も見直したくなる作品(「北北西」「サイコ」「鳥」「泥棒成金」「白い恐怖」「ダイヤルMを廻せ!」あたり)②出来はいいけれどそれほど見直したくはならない作品(「裏窓」「知りすぎていた男」「めまい」あたり)③単に面白くない作品も幾つか。そんでもって、この「間違えられた男」はというと・・・。昔、深夜に吹き替え版を観ただけで、それ以来一度も観返した事ないんですよね。地味で暗い展開だからって事だけじゃなく、見直すのが何かしんどいというか・・・。インタビューで盛んにヒッチコック自身が警官嫌いを公言していましたが、この作品に最もその傾向が顕著に出ているとは思うんですが・・・。妻役ヴェラ・マイルズが徐々にココロを病んでいく様子と、ヘンリー・フォンダを強盗犯人と勘違いする女性店員たちの描写がヒッチコックらしいですね。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-07-19 12:33:53) |
4.奥さんの演技が結構よかったです。前半の理想の妻っぷりとか、後半の目のうつろさなんかはガス燈を思い出しました。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 5点(2009-12-09 21:01:12) |
3.いきなりオープニングで監督自身の仰々しい語りが入っているが、これは単に自分が警察恐怖症なだけじゃないのかと…。まぁ警察は嫌いだけど、おらなしゃあないと思う。しかし、いかに現代人が他人に興味がないとはいえ、人間の顔というものがこうも簡単に間違われるものなんだろうか。まぁ監督の気持ちはよーく伝わってきた。 【ぷりんぐるしゅ】さん 5点(2004-04-12 12:33:01) |
2.う~~~ん・・・・・ 話にまとまりがないというか・・・。 ちなみに1番印象に残っているのは、牢屋内でのぐ~~るぐる回るカメラワークと、その時の音楽。 【プレデター】さん 5点(2001-03-08 21:03:30) |
1.この話はヒッチコックの原型みたいなものでできているが、どうもリアリズムとは縁遠いような気がする。のめりこめなかった。 【プリン】さん 5点(2000-11-21 17:19:10) |