1.「仮面ライダー龍騎」の併映作でしたね。テレビシリーズを見ていないので、物語の背景やら登場人物やら、何が何やら、ちっとも判らないのはマイナスなんですけど、楽しめました。異星のお姫様が、なーんで日本人顔で日本語ペラペラなの?とか、主役が銀歯光らせてるのって、どーなのよ?とか、ツッコミを入れたくもなる箇所も多々ありましたが、それなりにチープで、でもなかなか構成やアクションがキチンとしていて、単純に子供達を楽しませようとする姿勢に好感が持てました。特にラストの「みんなでいっしょに主題歌を歌おう!」ってノリなんか、ほのぼのしちゃって。最近の特撮ドラマって、濃い人達を相手に閉じてしまっている感じが強い事に大きな疑問を抱かざるを得ないのですが、ここには本当に正しいお子様向けの姿がありました。ただ、「東映まんがまつり」や「東宝チャンピオン祭り」のメインにくっついてるオマケ映画的なレベルのシロモノなので、映画としての評価となると、うーん・・・。短いから悪い、元々はテレビ番組だから悪い、というのではなくて、映画館で見るモノとして独自の魅力を放っていてくれたらなぁ、と。かつて私が小さい頃に映画館で見た怪獣映画が今も脳裏に浮かぶほどに鮮烈なイメージを放っていたように。