2.《ネタバレ》 【ネタバレ有りますので注意】これ、実話を基にしているということですが、前作の例もあるので、かなり疑わしいです。なので、完全なフィクションだと割り切って観ていましたが、結末は、きちんと白黒付けてほしかったです。私は、実際の事件は全員死亡か行方不明だったんだろうと推測していますが、発見されたときに梯子が降りていたのであれば、2人だけは上がれたのだという推理の根拠が分かりません(途中、彼らの脇をスルーしていったボートの連中が、後からその事実に気付いたんでしょうか?)。それにしても、3人寄らば文殊の知恵とか言いますが、ここでは6人も居て、あんな程度の手段しか講じられないとはお粗末すぎます。1センチでも長いロープを作りたい状況なのに、彼女1人水着を提供しないのは不自然だし(終盤で乗船するから脱がせられなかった?)、そもそも長髪の女性が3人も居るんだから髪の毛でロープを作ったらいいのにとか。ボートに掴まらずに無駄に体力を消耗していたり、死んだ仲間と一緒にロープの切れ端を惜しげもなく流しちゃったり、夜の真っ暗闇の中で海底に沈んだナイフを探したり、挙げ出したらキリがありません。あと、水の中でスクリューにぶつかったくらいで頭の骨は折れないだろうし、1人で岸を目指した女性のことは完全に放置プレイ。で、結局はあんな程度の頑張りで昇れちゃったわけで、究極に脱力しました。と、揚げ足取りばかりしてて矛盾するようですが、ドラマとしては意外に面白かったかな。