1. ロケが奇麗だし、自分も巡礼って死ぬまでに一度は体験してみたいって思ったけど、その中で繰り広げられる人間ドラマが陳腐で私には入り込めませんでした。
三兄弟の仲が悪い理由が全く描かれてないから、心が通い合う理由も伝わってこない。
登場人物たちの心境の変化にも、「え? そこで変わる?!」って思うところがアチコチあって…。
吹き替えで観たせいかな? なんだか海外ドラマ的っていうか、セリフのやりとりに日本語の自然さが全くないんですよ。
それにCGを頻繁に使うのは、せっかくのロケを台無しにしていると思う。なんだか実物までCGじゃないかって疑ってしまう。
本作に似た旅企画って、日本のテレビでもたくさん放送されているし、例えば「電波少年」のヒッチハイクとか「あいのり」なんか観ちゃうと、映画として観るのはもういいかなって感じです。私的には同じレベルです。
ロードムービーは私の大好きなジャンルですが、正直ガッカリの一本でした。