2.《ネタバレ》 全然リメイクだと気づかずに見てしまったわー。
映像はなかなかスタイリッシュですし、、、それとも昨今のホラー映画はクオリティが上がってきていて、これくらいが当たり前でしょうか?
いや僕は10年ちかく前のB級ホラーばかりを漁っているので、、、。
たぶんパソコンに詳しい人が見るホラーだと思ったのですが、もしかすればパソコンが苦手という人が見たほうが恐怖感が伝わるかもしれません。
それはパソコンの苦手な人にとってはネットは「恐怖」ですし、なんだか分からぬ暗号(パスワード)を入力すること自体が「不安」そのものです。
実はパソコンが苦手な自分は、入っちゃいけないページに入ってしまうと、もしかしたらそこに幽霊や怪物のような存在がいて、そこから祟り(ウィルス)のようなものを受けてしまうかもしれないという不安が漠然とあります。
とにかく、そういういけないページを開いてしまうと、自分が「それ」と関わってしまい、それが自分の日常生活を侵食してゆくというのはあると思います。
ところでこの作品は「リング」系ですかね。
こういった作品を観ると、世界中のホラー映画に多大な影響を与え続けている「リング」は物凄い名作なのだと思います。
またそう考えると「リング」の恐怖は、こんなところにまで感染しているのですから、貞子の「呪い」というのは別の形で本当にあるのだと思いますよ。
しかし、この「パルス」はゴースト系ホラーのようですが、やっぱり外人が幽霊をやっても怖くないですね。外人と日本人とでは「恐怖」の捉え方が違うのでしょうか?当たり前か。
しかしこの「パルス」は、アメリカのティーンエイジャーの心の切迫感というか、心の闇みたいなものが見えてくるような気もします。
それと長時間のパソコン、インターネットが心身に与える悪影響みたいなものを(皮膚が黒く侵食してゆくところなどで)示してくれているようです。
最後の方では、コミュニケーションの不足したことによる危機を訴えるメッセージみたいなものもあり、B級ホラーなのにメッセージ性があるという事を評価したい気になります。
って、俺は点数を高く付け過ぎたか?