3.《ネタバレ》 前作のファンだっただけに、今作の出来は残念と言わざるを得ません。
殺し屋がたくさんいる、という設定だけを借りてきた、中身は全く別物の作品でしょう。
前作にあったスタイリッシュさは影を潜め、ただの下品で凡庸なアクションに成り下がってしまいました。
そのアクションも、前作にあった見所シーンはほとんどありません。これは演出が悪いのか脚本が悪いのか、あるいはその両方か。少なくともアクションの出来は雲泥の差です。
前作のトレモア兄弟の親戚みたいなのと、ラズロ・スートの再登場はまだ良し。
ただ『外科医』と『女殺し屋』は、ただ銃を撃ちまくるだけでせっかくの個性が台無し。最初のキャラクター紹介による強烈な個性づけが全部無駄。これは明らかに脚本が悪いでしょう。なぜこんなことになってしまうのか、理解に苦しみます。
こーゆーのはそれぞれの殺し屋がそれぞれの個性を活かして暴れまわるから面白いのです。わかってないなー。
ストーリーだって、前作のほうがはるかに面白かった。
舞台も前作のホテルのほうが断然良かった。
気付けば文句ばかり書いている・・・。
スモーキン・エースの続編としてではなく、数あるB級アクションの1つだとして見れば、楽しめるほうだとは思います。