1.《ネタバレ》 女王暗殺などの知略を見せつけた陰謀策略関係をカット、前作で姿を見せたが人間の力では抗えぬモノの存在を感じさせるゾッドをカット、酒場や雪の日のガッツと鷹の団の面々との会話もカット気味。俗物な凡人コルカスは、あそこでキャラの深みを増したんだけどな。絶望的な状況の蝕へ向け鷹の団との絆を見せるのは重要なのに希薄すぎて残念ですね。そのくせグリフィスとシャルロットの情事は妙に力が入っている。何を見せたいんだろう。 舞踏会でのガッツとキャスカのダンスシーン。たしかにキャスカの幸せそうな笑顔が良かったが、それだけで蝕の絶望が際立つと考えてるのかな。キャスカを挟んでガッツとグリフィスに絞った話にするにしても中途半端だし、黄金時代篇と銘打ってこの内容だとあまりにも薄っぺらいとしか。制約や考えがあっての内容なんでしょうけど上映時間93分じゃ短すぎでしょ。