2.《ネタバレ》 バイオリン職人としては極めていても、自分の狭い世界の中でしか生きようとしない主人公。今までそうやって生きてきたから楽なんでしょう。わかる気がする。そんな主人公に恋愛感情が生まれるのですが、パートナーとして受け入れた場合、この先共に生きるには自分を少し壊さなければならない。それを拒んだということなのだろうか。恋愛に対してはウラハラな言動でも生き方としては自分を徹した。結果は他人を傷つけただけ。一線を越えた対人関係を築けない主人公が哀れに感じた。たしかにダニエル・オートゥイユの映画です。故に起伏の無いドラマが...いや、正直に告白しますとですね、邦題に少しエロを期待しちゃったんですね。それが点数に影響しちゃってます。ごめんなさい。エマニュエル・ベアールのバイオリン演奏の演技はうまかった。あれ、演技ですよね。