17.私は昔から何となく宮崎駿が好きじゃなく、自分でもその理由をうまく説明できなかったのだが、この映画のおかげでどこが嫌なのかわかった。私はたぶん、彼の女性観が気にいらないのだと思う。ネットなどでよく見かける処女崇拝を極めたような、ある種の男にとって理想的なヒロイン像を嬉々として作り出しているイメージで。この映画のヒロインはまさしく男にとって都合のいい女であり、なんら共感もできず、とても渇いた気持ちで観てしまった。宮崎駿はたとえば子どもの無邪気さ可愛さを描くことに関しては、本当にすばらしい作者だと思う。本作のように大人の男女が中心人物で色恋がからむような話は、そもそも合わないんじゃなかろうか。二郎も二郎でとらえどころがなかったしなあ…。 【よーちー】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-05-03 14:33:10) |
16.あれ、これで終わり?というあっけなさがありました。過度な装飾がされていないという意味ではいいのかもしれないけど、アニメとしてはちょっと物足りないような気がします。その分ストーリーに深みがあるのかと言えば、自分にはどこに見所を置いていいのか見極められず、ただ淡々と進むのを眺めるだけになってしまいました。ひょっとして『分かる人には分かる』ストーリーなのかもしれませんが、自分は乗れませんでしたね。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 5点(2015-04-21 13:47:55) |
15.《ネタバレ》 予備知識ゼロで見た。予想外の恋愛物だった。 面白い映画、ではないですよね。 芸能人は声の演技が上手い人もいるけど 有名な人が多すぎて声聞いただけで顔が浮かんでしまうのが邪魔・・・。 【虎王】さん [地上波(邦画)] 5点(2015-03-19 23:19:02) |
14.確認のため、地上波で二度目の鑑賞。言いたいことは他の素晴らしきレビューの通りなので多くは語らない。子供には退屈なアニメだし、盛り上がりもなく淡々としているのは構わない。ただ、ゼロ戦完成までの苦闘を描きたかったのか、メロドラマを描きたかったのかどっちつかずで、挿入される夢のシーンも相まって、さらに支離滅裂なものに。劇中で度々描かれる"矛盾"は本作そのものと言える。もっとも「監督が自分自身のために作った」んだから、宮崎&ジブリという理由で話題に振り回されるのはもう御免。いずれにしても、『ひこうき雲』のプロモーション・ビデオとして見たら十分な出来ではないだろうか。 |
13.《ネタバレ》 普段あまり宮崎作品は見ないのですが、この作品を最後に映画製作から引退した記念的作品ということもあって期待してみましたが、正直ちょっと予想したものとは違っていました。後半ではゼロ戦開発の苦労話が描かれるのかと思いきや、堀辰夫の「風立ちぬ」をモチーフにした、実在の人物でありながら全くのフィクションの恋愛話となっていて、テーマ(職人の苦労話なのか、病を患った人への恋愛話なのか)を何にしたかったのかよくわかりませんでした。宮崎監督は本当にこれで達成感を持って引退したのでしょうか。 堀越二郎のご家族の了解はとってあるとのことですが、自分の祖父や父のありもしなかった恋愛話に対してどう感じたのでしょうか。(あの話を真に受けた人からは、あんたたちは後妻の子供なのか、と誤解されたのではないのでしょうか) ちなみに、奇しくもこの作品がテレビ上映される直前に放送された「永遠のゼロ」の中で、主人公がこんな戦闘機が生まれていなかったら戦争は起こらなかったのではないか、というような設計者への恨みごとを言うシーンがあったと思うのですが、その後だけに、なんか設計者の無邪気さに共感する気にはなりませんでした。 【キムリン】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2015-02-22 13:51:55) |
12.特にヤマも用意せず、淡々としたストーリー運びは結構好き。 夢と現実の境をなくしたようなファンタジックな表現方法は”もう飽きたよ”と言った感じだが、 旧時代の巨匠の作品と割り切って、そういうもんと楽しむべきか。 問題のタバコの件は、本作の”矛盾”というテーマに沿った、一番グッと来るワンシーンではないだろうか。 【ポン酢太郎】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-12-01 20:51:37) |
11.宮崎駿の引退作にしては、期待はずれだった。 実在の堀越二郎と堀辰雄の小説「風立ちぬ」を合体させるなんて意味がわからん・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-10-19 00:54:27) |
10.最近、たまたまディズニーの白雪姫を観る機会があり、そのなめらかすぎるキャラクターの動きや表情に、腰が抜けるほど驚きました。振り返って日本のアニメを見てみると、本当にアニメ技術は進歩しているのだろうか、と少し疑問に感じました。白雪姫は、1937年の作品です。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-07-22 23:17:52) |
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9.主人公の感情の起伏の乏しさにはやや困惑を覚えるものの、紳士であるがゆえと解釈をして鑑賞すればさほど気にもならなくなる。むしろそこに監督の狙いがあるのでは、と勘ぐりたくもなる。淡々としたドラマの中に、小さくて力強いモノを感じるのも、恐らくはそのせいであろう。生きることはとても困難。困難が故についつい乱れたりもする。しかしこの作品は常に美しくあろうとする。美しく生きようとする。それが気持ちよく伝わってくる。CGではなく手書きだからこその気持ちよさでもある。しかし、どんなに美しくても戦争の武器を作っていることには変わらない。どんなに美化しても人殺しの道具である。時代のせいにしてもこの作品には、人の生き死にを問うことに疑問を感じずにはいられない。なぜか「戦争」そのもに目を背けているようにも見える。「戦争」は決して美しくはない。むしろ残酷である。その残酷さをあえてオブラートで包んでしまっては、生死をテーマにするのはピンボケである。もう映画は作れないと言った監督。美しく幕を引きたかったのでしょう。 |
8.《ネタバレ》 どことなーく嫌な予感がして、観ることを避けてきましたが、さすがのジブリ作品ということでテーマの堀越さんを取り上げた番組など、日テレ系の宣伝番組で予備知識を得て、ようやく鑑賞。 まぁ、事前の知識がなきゃ、さすがにツラかったかなぁ。。。 妄想と現実を行ったり来たりの表現力や一途な男女の想いなど、アニメーションのもつ良さをうまーく出してるとは思いましたが、映画としてのテーマや起伏のなさがあまりに酷かったような気がします。 アニメだからって必ずしもワクワク感やドキドキ感がなきゃいけないって、わけじゃないけど、ちょっと淡々としすぎかなぁ。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-06-28 22:34:25) |
7.相変わらず、の宮崎映画。それ以上でも以下でも・・・。既視感ばかりが漂い、感動には結びつかない。戦争のとらえ方、喫煙シーン、声優の稚拙さなどに話題が集まった感がありますが、私はそれらにはとりたてて反論はありません。単に、つまんない映画だったなあ。それだけ。 【おばちゃん】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-11-15 22:16:45) |
6.《ネタバレ》 相変わらず表現力は最高。地震や自然・背景、そして何より風の表現が素晴らしかった。内容については、飛行機・堀辰雄等に興味のない人には何の事やら。“飛行機の設計があるから君のことは構ってられないよ”的な発言をしておいて“愛してる”と云われても・・・恋愛映画としては完全に破綻。設計の話についても興味のない人にとっては“ふ~ん”程度の内容。一体何が『生きねば』なのか?ストーリーテラーとしての宮崎監督は枯渇してしまったのだろうか。あと、監督が声優嫌いなのはよく判ったから、せめて演技の出来る人を使って下さい。お金を払ってとても演技とは云えない素人のぼそぼそ声を延々聴かされるのは二度とご免です。 【ふじも】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-09-16 20:34:27) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 「紅の豚」と同じく、宮崎監督が作りたくて作った映画というのは分かりました。ただ、堀越二郎に堀辰雄のストーリーを無理矢理重ねたためか、話もかみ合っていないし、主人公が魅力的でもありません。筋も、淡々と飛行機設計を続けるだけで、病気の妻も完全なる脇役。やたらと喫煙シーンばかり(実際、昔の喫煙者はあんなものだと思いますが、あれだけ強調されると何か意味があるのかと思いきや、何の意味もありませんでした)。何より、主人公以下多くの人物の、声の演技が下手すぎて聞いていられません。宮崎監督の作品は長年見てきましたが、正直こんな作品が引退作になってしまうのは残念ですね(今までも何度も引退表明してきましたが、今度は本当なんでしょうか?)。鈴木プロデューサーが一緒に引退する訳ではなさそうなので、今後もジブリは話題先行のキャスティングを続けるのでしょうか…11月の高畑監督「かぐや姫の物語」もどうなることやら? 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-09-14 20:08:42) |
4.《ネタバレ》 絵は相変わらずのジブリ節でよかったけど、内容は飛行機技術開発というかた~い感じで子供はちょっとよってこない映画になってますね。それにしても小さい頃からクソ真面目な主人公でした。頭がよくて、やさしくてと非の打ち所がない、ただ声は自分には馴染めませんでした。タバコ、キスなどのシーンが多く今までにないアダルトなジブリ。鯖定食が非常にうまそうでした♪ 【とむ】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-09-11 00:41:27) |
3.《ネタバレ》 どこまで見たことのあるストーリーに少し陳腐な色がついているように感じました。運命の出会い 失意の男 偶然の再開 病の妻 仕事熱心な夫 悪化する妻の病 そして別れうーん・・・入りこめませんでした。 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-08-15 15:52:37) |
【シン】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-08-15 14:30:05) |
1.主役の演技が擁護しようもないほど下手で、どのシーンもギャグに見える。 ただ、じゃあダメなのかと言われればそうでもなく、理由はどうあれ笑えることは良いことなので、素直に笑って楽しめれば、これはこれで長所とも言える。結果論もいいところだけど。 さて、もしマトモな声優やナレーター上がりの役者が主演をしていたらと考えると、やや全体の纏まりが悪く、趣味に偏りすぎた場面(特にドイツの小型機をナメるカット等はいちいち退屈だった)も目に付くものの、総じて言えば普通のアニメ映画といえるだろう。さして良くもなく、けなすほど悪くもなくといった感じだ。 敢えて際立った長所を挙げるとすれば、モブシーンか。前半での列車の俯瞰、避難する人の群れなどは素晴らしい。 それから、ちょっとしたことだが風呂敷越しの灯りの表現も良かった。 あとは……いや、まあ、そんなところ。 【肛門亭そよ風】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-08-03 22:18:25) |