1.《ネタバレ》 江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬がストーリーの中心であるが、本人は生きている姿としては映画には出てこない。
話は現代と江戸時代を行き来し、手堅くまとまっていて俳優陣も芸達者揃いで十分面白いのだが、リズムが一本調子でメリハリがなく、映画としてのインパクトはもう一つだった。あと地図作成のラストスパート時の話なので全国ではいないにしても、旅に関わる話なのだから、美しい日本の景色を見せるシーンがよりあった方が良かったと思う。そうすれば終盤の将軍の地図を見ての「美しい」との言葉とも重ねられたのではないか。