9.いやー、いかにもカーペンターが一枚咬んだ風情の、80年代ぽい屈託の無さでした。機材とかコンピュータ等が「いかにも」な仰々しさなのは御愛嬌としても、「宇宙戦艦ヤマト」のワープシーンのごとく放射線状のラインでもって”時空のひずみ”を表現しよう、とは無邪気すぎて涙が出そう。渦の中に艦や町が浮いていたのには笑ってしまった。 お話も特にひねりの無い真っ当な展開を見せます。返ってきたバレが年寄りになっている、とか実はナンシー・アレンが奴の娘であった、とかワタシのひねこびた発想にはかすりもしないのだった。 当時人気も出演作もトップレベルだった主役の二人。ナンシー・アレンはその後メグ・ライアンにすっかり株を奪われ、マイケル・バレも打ち上げ花火のように一瞬で輝きを失ってしまったなあ。もっとも彼はキャリア通してたくさん仕事は来ていたようだから、人柄が良いのかもしれないな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-18 23:54:55) |
8.実話?をベースとした設定は中々面白いのだが、肝心の40年後の世界の物語が薄く、正直どうでもいい実験云々の描写が長いのが残念。牧場のシーンはもっと掘り下げて欲しかったな。タイムスリップモノは基本的に大目に見て楽しみたいのだが、それでも作りはかなり雑に感じる。人生80年と考えると、40年前、40年後って微妙なスパンで、人生の折り返し地点にいる自分自身についてもいろいろと考えさせられてしまった。 |
7.《ネタバレ》 さすが“製作総指揮ジョン・カーペンター”だけあって、広げた風呂敷のたたみ方がなんとも豪快というか強引ですね(笑)。タイムスリップものは個人的には大好きなんですけど、しょせんこのジャンルはバカ話であることも承知しております。でもバカ話であるにしてもプロットや伏線には知恵をしっかり使ってくれなきゃ映画としては困るんで、タイムスリップ映画にはこれが判っていないバカ映画が多すぎるんですよね。 ほぼ同じ実験を40年もたってから繰り返す科学者もどうかしてるけど、この博士がバカに見えてしょうがなくなる大きな理由があるんです。時空間に穴を開けてしまって「世界の滅亡だ!」とあわててますが、エルドリッジ号が40年前には再出現したということはマイケル・パレが電源を切れたからで、つまり始めから時空の大穴がふさがることは判っていたという結論になります。パラレル・ワールド理論ならこの大騒ぎは理解できるのですが、この脚本には端からそこが念頭にないのですからしょうがないですよね。 あとひとこと言わせて頂ければ、ラストの現代に戻ってくるマイケル・パレには浦島太郎みたいに一気に老けてくれたら面白かったんですけど… 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-19 22:32:53) |
6.《ネタバレ》 Wikipediaでフィラデルフィア実験という項を読むと、実に凄いことが書いてあって、どのように甲板に体がめり込むのか興味津々で見た。 しかし、やっぱりというか残念ながらというか、その辺は詳細には描写されず、瞬間移動という部分を拡大解釈して、タイムスリップものに仕立てたられていた。 タイプスリップして未来で恋に落ち、過去に戻って後始末をして恋人に会うために戻ってくるという、(映画としては)よくある感じの話。…そういえば、おそらくこのジャンルの嚆矢である「タイムマシン」も、過去と未来の差はあれど、結局はそういう話だっけ。つまり大道ってことか。 だが、いくら何でも磁気実験で時空を行き来できるとは思えず、そう思わせてくれる説得力もなく、ありきたりなタイムスリップSFと言った感。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-10-09 21:36:11) |
5.《ネタバレ》 実際にあった話(信じてます!!)の実写化にあたって一番興味深いポイント、「機械も人間も融合して帰ってきた」状態の描写が楽しみだったけど…なんだかしょぼくて美術的センスもなく、これでC級決定しました。 【HAMEO】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-08-12 21:04:42) |
【srprayer】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-05-17 07:44:45) |
3.10年以上前に観て、ものすごく印象に残っていた・・・・と思っていた映画。実際に今回観直したら、一つの事実が判明。これともう一つの映画がごっちゃになって印象に残っていたようだ。での、コイツも悪くない。アイデアもストーリーも丹念に練られているし、カーペンター独特のB級テイストが隠し味で効いている。 |
2.なぜかバンゲリングベイを思い出してしまった。そんなに予算をかけてる訳でもないけど、ストーリーは手堅く出来ているし安心して観れる映画。 【わーる】さん 5点(2004-01-21 12:37:55) |
1.《ネタバレ》 ケバケバしいまでの美しさだったナンシー・アレンが、「ああ、一体何が起こったの?」という感じでやたらにやつれて見えた映画。時の流れは女優にばかり残酷(もっとも「ストリート・オブ・ファイヤー」でカッコ良さ大爆発だったマイケル・パレもこの映画以降はB級路線まっしぐらだぁ)。さて、映画の方は、真空管コンピュータが面白いなぁ、なんて思った他は、そんなに面白かったという印象はなくて、博士が実験を大失敗させながら、時を隔てて懲りずに同じ実験を繰り返し更なる大失敗を、という、なんだか学習能力のないおっちゃんだなぁと、そればっかり気になる映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2003-11-24 14:11:36) |