1.《ネタバレ》 殺人事件が起こるリアリティーに欠けた演出で緊迫感が無いぞと思いつつ、まるで舞台劇のようだなと最後まで見たら本当に舞台劇だったというオチ。東野圭吾もいよいよネタが無くなってきて苦し紛れに3重構造なるトリックに至ったというわけか。ミステリー、サスペンスと見せかけて、ほっこりしたヒューマンドラマだったというオチは後味が良くて結構なのだが、いかんせん映画としての迫力にかけて物足りなさが残ってしまった。全編を通して一番の衝撃が最後の最後まで西野七瀬に気が付かなかったこと、中条あやみは一目見てわかったのだが・・・西野の演技力が上がったのか私が年を取ったのか。