1.《ネタバレ》 私のようなB級ホラーファンにとって検閲は避けられない問題であるが、この作品はその検閲に正面から切り込んだ問題作・・・と言うわけではないです。
またチラシから「ひょっとしてこれはヴィデオドロームのような作品?」と勝手な期待を込めて見に行った私もアホでした。
本作は過激なB級ホラーに検閲を加え続ける検閲官が精神を病んでおかしくなってしまうお話です。
「ボカッ」「バキッ」「ギャァア」みたいなシーンを眉毛ひとつ動かさずに見続けているようで、ダメージは確実に積み重なっていたのでしょう。
ついにはそのビデオに行方不明になった自分の妹が映っていると思うようになり行動が常軌を逸して壊れてしまいます。
その境遇には同情するけど、見どころはあまりない作品でした。
こう言うお仕事は「今日のはエグかったね」と笑い合い、仕事場を離れたらそんなクズ映画の事はスッパリ忘れるくらいの切り替えがないと続かないよ。