1.《ネタバレ》 聞けば前作は(まあ聞かなくっても大体察せるってコトではありますが)思った以上に相当な低予算映画だったようで、ソコからするとこの続編は、予算的には10倍も付いてるってコトらしいのですね。すると、やっぱお金のチカラって(また)思った以上にスゴいのか、前作の感じからすると段違いに「チャンとした」ホラーになってるとゆーか、超・在り来りなスプラッタではあるモノの全然フツーに観てゆけるってレベルの手頃にまとまったB級ホラーには化けてたと思ったのですよね。まあ、ソコで一つ「無難すぎる」とゆーのはたぶん玉に瑕…なのかと思ったりもするのですケド、それでも特にクライマックスの辺りはショック描写の乱れ打ちで結構ボリューミー+加えてスプラッタの内容的にもかなり多彩で(ソレを)テンポ好く詰め込んで居たので率直にまずまず以上の見応えが在ったとも思ってしまったのですよね。この部分ダケなら、結論的にはもう一点高くしても好いかも…みたいな感覚でも居ります。
とは言え、な~んかソレもしっくり来ないので少し厳しめに(最初から)再度吟味してみますと、まずはやはり連中の「正体=バケモノが存在するコトの理由付け」の部分が(前述どおりな中でも)ごく非ッ常に陳腐だったな…と思わざるには居られないコトとか、あと、コレは難癖にも近いですケド今作におけるワリと主役級キーパーソン?なオウルの造形が(私の大嫌いな)『ジーパーズ・クリーパーズ』のアイツにごく似通ってたコトもまた陳腐に思えたコトと、何よりもう一つ、スプラッタシーンの敵の攻撃の質感(質量感)がコレもちょっと軽すぎ・薄っぺらすぎだった(=なんかどれも、期待するトコロの「グシャッ!!」とか「ベキョッ!!」とか言うんでなくって、総じて全部が「サクッッ…」とか「ポキッッ…」みたいな感じでソレが妙に安っぽかった)のもワリとイマイチだったと思っちゃったので、最終的にはこの低めな方の評点に寄せておきます。とは言え全然そんなに悪くないホラー(そーは言ってもまだまだ足りない予算からすれば全然成功してるって方のホラー)だとは確実に思われますので、興味の沸いた方はこの機に二作合わせて是非々々。