4.現在自然保護が圧倒的命題になったことはいいことで、「文明」という野蛮を冷静に反省するんならいいんだけど、何か非合理主義とか神秘主義への傾斜が感じられると不気味。非合理主義こそ野蛮の元締めだった。この森林の中でも電気を必要とする人類だし。ゴルフボールを打ち込むのはちょっと引っかかったな。映画としての展開はかなり地味。ジャングルを三次元で感じさせてくれるロープウェイシーンや落下シーンがあり、ちゃんと高さのある密林になっていた。子どもを救うかどうするかってとこは、実に重い問題なんだけど、あっさり情で逃げてしまった。全体、人物に魅力が乏しいの。