2.ベトナムの都会に於ける人間模様を三組の男女と一人の少年の物語で紡いでいく、ほとんどオムニバスに近い群像劇。これがどの程度、現代のベトナムを正確に描いているのかは判りませんが、話も映像もかなりファンタジックで寓話的な感じです(ラスト・シーンは「HERO」に影響を与えたかもしれません)。唯一知ってる俳優ということもあり、ハーヴェイ・カイテルに注目してましたけど、彼の物語に限らず、特に劇的な展開はありません。また、別々の物語がいつか一つになるもんだとばかり思ってた私は、本筋とは全然関係ない所で肩透かしを食らってしまいました、5点献上。