2.《ネタバレ》 ちょっとした過ちが、殺人につながり、そしてそれが一人の女性の人生を奪ってしまった。
何とも哀しい話だ。
哀しい話だけで終わってしまうところが、この作品の最大の難点。
悲劇があったとして、悔い改めてこれからの生活を前向きにいこうとか、何らかの希望や、温かい何かがあっていいはずなのに、それがまったく見えてこない。
単なる悲劇で終わっている。
ただ哀しい話で終わらせず、そこへのプラスアルファ、つまりは、何か観ていて得られるものが欲しかった。
テーマとしては、深くて重みがあっただけにもったいない。