2.これ観たの、10年以上前になるんですけど当時はこれを「Vシネマ」だとばっかり思ってて、「Vシネマ」にしてはよく作りこんでるなあと思ってたんですけどあらためて調べてみると劇場公開作品だったんですね。失礼。でももともと「Vシネマ」用に企画していたけど夏川結衣が「映画」なら受けるとなったことで監督が自腹で撮っちゃったとか。そんなこと耳に入れちゃうと擁護したくもなっちゃうんだけど、この作品の最大のウリははっきりいって「女優のハダカ」だと思う。そういうところがスタートが「Vシネマ」だったというところから脱しきれていない。ウリは「女優のハダカ」で間違いないし、その「ハダカ」もキレイだし、え~!あの夏川結衣があんなことを~!!てなシーンがてんこ盛りなんだけど、そのほとんどが引きの長回しというところに妙なコダワリを感じてしまうのだが、そこは女優の艶っぽい顔のアップでしょ、とかそこはオッパイに寄って寄って!ってなところもひたすら引いて撮る。「ハダカ」がウリの安っぽいストーリーを一生懸命安っぽくならないように撮ってるという感じがなーんかバランス悪いというか・・。あと、外光が入らない屋内シーンの光の使い方とか印象的な画づらは多々あるんだけど、チープなお話が足をひっぱてるのか、お話との相性が悪いのか。劇場で観るとまた違ってくるのかな?