14.《ネタバレ》 前半すぐにおおよそのことがわかってしまったので、
嘘~やはりなぁと内容のつじつまとか深く考えず観ました。
私にはミスキャストだったです・・
最初の10分くらいでしょうか、
これはたぶん「ゲーム」のような映画なんだろうなぁと思ったら・・
とここまでにしときますね。
でも私くらいですよね。
今頃この映画観る人って・・
最後まで引っかかるものがありそれが気になり観続けたというのは、
コリン・ファレルの父の存在です。
まあ役どころが「セブン」のブラピとちょっとだぶり、
あ、ブラピをかなり濃くしたような感じの役者だと感じました。
演技はいいですが私は濃い人はちょっと苦手だ(爆)
濃い演技のアルがまだ薄く感じました(というか濃い演技はアルは慣れた)
アルは特にデビュー当時の暗い目が好きだったんでファンなのですが、
この作品ではどうなんでしょうか。
その失望しやけになったプライドだけの教官が伝わらなかった。
脚本の問題もあるかもしれません。
ちょっと未見の方は気をつけてね!
↓
ファレルは父をアルに見て、
アルはもしかしたらファレルに昔の自分を見たのかもしれない。
でもそれはあくまできっかけということで、
拾い上げ育てて突き放しかく乱させたのも、
後半になるとただ自分のエゴの駒としか扱っていない。
それがファレルには悲しかったのでしょう。
なにしろ父の秘密を知っているかもしれないというのがきっかけなのに、
父を感じてしまったのだろうから・・
しかしなぜあそこまで難解に込み入ったことをアルは計画したのか、
金のためだとか言うけれど授業では違うと言っていた。
私はそれが真実だと思いますよ。
要するに過去の自分をファレルに見出し、
育てることで終わればいい教官だったのに、
やってるうちに面白くなってきたんでしょうね。
CIAの元現場の血が騒ぐわけです。
挑戦させてるんですよね・・
だからあの開き直りはどうもしらけてしまったなぁ・・
両方の気持ちはわかるだけに(ってことは主役ふたりの演技には非はない)
やはり「ゲーム」と化しちゃってテンポをよくしすぎて、
何か大事なものを描くのを忘れてしまったような気がします。
ラストの「血は争えないな」と言うくだりがそれなんですが・・
映画として面白いところもあるのにもったいないなぁと思いました。