4.耳が聞こえないというハンディもあってか、いつも孤独を感じながら生きてきた女性が、刑務所帰りの男と出会ったことがきっかけでだんだんとたくましさが覚醒していく、最後は人生の次のステージに向かって一歩踏み出すことを予感させる話でした。
ムショ帰りの男との出会いや犯罪計画への加担はそのきっかけ程度にしか思えず、「恋愛映画」「サスペンス映画」として括るのではなくて、人生ちょっとこじらせ気味の女性にスポットを当てた「ヒューマンドラマ」に思えました。
ただ、たまたま鑑賞時の自分の気分と合わなかったのか、もともとフランス映画とは相性があまり良くないためか、肝心の見どころを見逃しているような、やや消化不良気味・・・。