トリコロール/白の愛のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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トリコロール/白の愛

[トリコロールシロノアイ]
Three Colours: White
(Trois Couleurs: Blanc)
1994年ポーランド上映時間:92分
平均点:5.48 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(1994-08-20)
ドラマシリーズもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-02-17)【Yuki2Invy】さん
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監督クシシュトフ・キエシロフスキー
キャストジュリー・デルピー(女優)ドミニク
字幕翻訳古田由紀子
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9.《ネタバレ》 ジュリー・デルピーが主演と勝手に思い込んでいたので、途中からさっぱり出番がなくて、あれれ?となってしまいました・・・。ただそれはそれとしても、国外脱出にしても、謎の男とのあれこれにしても、土地取引をめぐるどうこうにしても、かなりの危機が発生するものと思いきや、何となく上手くいってしまうのがいい。フランス作品ならではのしんみりとした可笑しさと、そしてペーソスがあります。そう考えると、トリッキーな「作戦」の方がかえって浮いている気がしますが、最後のジュリーの微笑は聖女の雰囲気すら感じさせ、それで丸め込まれるように着地している不思議。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-05-16 00:44:17)
8.《ネタバレ》 この白は平等を意味する…のは大いに理解できますが、個人的にはある種非常にレベルの低い平等にも見えますね。レベルが低いという意味で言えば、少し昔のポーランドとは言えこんな杜撰な企てが成功する様には決して思えないのもまたハナシが低レベルなモノだと思えます(そのうち絶対バレるでしょ、と)。あと、三作目「赤」のオーラスを見るに、結局最後にはこのハナシ自体相当にナアナアに片が付いた…(今二作目中で描かれない時間軸において)…とゆーのが設定上の成り行きのよーで、その意味でもある種ごくごく「しょーもない」ハナシだったんだろーな、とも思いますね。まあだから、今作はそのコメディ面を注視して気楽に観る…とゆーのが正しいアプローチな二作目、かと思いますね(=だから一作目に比べると随分と「軽いな~」てのが正直なトコロで)。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 5点(2022-05-04 12:05:52)
7.《ネタバレ》 いや、こんな展開を見せるとは。ああびっくりした。女もヒドイけど、男もねちっこくて逆ギレ気味の復讐をしました、というこれのどこに”愛”があるんすか?
これは、あれだ、”ローズ家の戦争”ヨーロッパバージョンだ。アメリカ人が男女で諍うと派手だけど、ヨーロッパの人はじとーっと陰湿なのね。男女どちらにも共感はできずじまいだったなあ。
共感はしないけど話のオチに驚いたので、気持ちプラス1点くらい。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-14 23:25:24)
6.シリーズ三部作の二作目。性的不能の冴えないおっちゃんが主人公。
おっちゃんの惨めさがよく表現されているけど、
白の愛とは何事にも染まらない色ということなのかな?
映像はやはり白を基調としていて、青や赤と比べると、映像的にはやっぱり地味。
皮肉めいた、ちょっと思わせぶりなラストが後を引いて、なかなか面白い作品だった。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-16 12:39:15)
5.《ネタバレ》 そもそもの前提がまちがっているというか、離婚の法廷で性的不能を公言されたからといって、人格を全否定されたことにはならないのではないだろうか。
そういうふうに感じてしまうカロルのほうに問題があるのだと思います。
男性はそんなに性的能力にこだわるのはやめたほうがよくて、「セックスをしてくれない男だから嫌だ」というより「カロルが嫌だ」なので、女は追い払いたいからそう言うのです。
なので私はカロルの絶望は「勘違い」とか「考えすぎ」であるということにします。確かに、放火犯にまでしようとするドミニクはかなりひどいですが、そうでもしなければカロルを追い払えないからでしょう。
すると、その後のカロルのしたことは全部無駄な努力です。そして、ところどころで、ドミニクへの復讐を忘れて楽しく生きるチャンスがあるのになあ…というふうに感じられてとてもバカバカしいですね。
たとえば、ミコワイに空砲を撃ってやって彼の人生を救った時点。彼は他人のためになることができるのです。ここで方向転換したらいいのに。
出発の朝。ちょっとヌケている人のいい兄貴がチェリーのジャムを持たせてくれたとき。家族はありがたいじゃないですか。死んだふりなんかやめたらいいのに。
この話に徹底して欠けているのは「母」的なものです。カロルの母はたぶん死んでいるから出てこないし、ドミニクの母も出てこないし、二人の間に子供もいないから当然ドミニクに母性もない。
乙女の胸像を崇めるカロルは、たぶん結婚相手を偶像化し、セックスできなくなるのです。なおかつ私は、この話のどこにも存在しない「母なるもの」をも、妻に求めていたのだと思う。なおさらセックスなんてできません。
さて、首尾よくドミニクを罠にはめ、「これでイーブンになった(から愛し合える?)」と思っているカロルはドミニクに愛してもらえるのか。根本の原因を反省していない彼はまた追い払われると私は思いますが。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-12-27 15:40:24)(笑:1票)
4.《ネタバレ》 話がわからん。コメディタッチだから、あえてなのかわからないが、話の展開が非常にラフな感じがした。死んだ振りするってのはいいアイデア。
スー・ミー,スー・ユー・ブルースさん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-18 19:41:19)
3.《ネタバレ》 三部作のうち、結局この「白」しか観ていないなあ。ヨーロッパの曇り空が印象に残る映画。私には、うだつの上がらないオジサンが美人妻を振り向かせるために一念発起、故郷でやばい仕事にも手を出して名をはせていく…というお話に見えた。故郷に帰り孤軍奮闘する姿や仲良くなったオジサンとのシーンはたまに笑いも誘ったりする。ジュリー・デルピーは添え物だったような気がする。オジサンの内に秘めた「白」の象徴?ラストは、結局見返した!ってことだろうか。デルピーが手で喋るところは、彼女の持つふわふわとした質感も手伝って、儚げな美しさで溢れていた。
のはらさん 5点(2004-03-22 12:38:57)
2.3部作の中では1番コミカルだった。とにかくジュリー・デルピーは適役だったと思う。本当に白いから。白過ぎる位に白い。トリコロールの白=平等だけれど、そんな堅苦しい作品ではなかった気がする。「おあいこ」とか、「どっちもどっち」そして「やられたらやりかえす」そんな感じでした。
ひのとさん 5点(2004-02-16 16:34:41)
1.3部作の中の1作目として観たので、「赤」「青」「白」がどのように表現されているのかはわかりませんでしたが、画面を彩る色彩としての「白」は堪能できました。贅沢を言えば、もう少しジュリー・デルピーの「白」と、空を舞う雪の「白」を戯れさせてくれればな、と思いました。ポーランド人俳優のカロルは、最初は観ていて嫌になるくらいダメなヤツに見えるのですが、だんだんカッコ良く見えてくる。これは、彼の演技や監督の演出が素晴らしいんだろうなと思います。ミコワイと氷上で仰向けに寝転ぶシーンなど、観ていてちょっと感動を呼ぶシーンもあり、いいものだと思います。しかしながら、何か足りない気持になるのは何故でしょう?やっぱりジュリーデルピーの魅力を十分に楽しめなかったからかな?ということで5点。
feroさん 5点(2003-11-18 13:57:38)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 5.48点
000.00%
100.00%
214.35%
314.35%
4417.39%
5939.13%
628.70%
728.70%
8313.04%
900.00%
1014.35%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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