8.《ネタバレ》 2人の少女が近くの森で妖精と出会ったという。
信じがたい話ですが、彼女達は妖精と戯れている写真を撮っていた。
それが本作で取り上げられたコティングリー妖精写真事件です。
第1次世界大戦の頃。当時のイギリスではこれは本当か否か。大論争になったという。
名優ピーター・オトゥールとハーヴェイ・カイテルが演じた
アーサー・コナン・ドイルやハリー・フーディーニといった人物も、それぞれの立場で持論を主張しました。
この事件には長い年月を経過しての後日談がありますが、それは本作では触れられていません。
写真の真贋はともかくとして、2人は妖精を見たのは事実であると主張しています。
子どもと一緒に見るのにもいい映画ですが、さて、本作を見た大人たち。あなたはこれを信じられますか・・・?
大人たちの感性に問いかけているようにも感じられます。
人々の生活のすぐそばに豊かな自然があるイギリスの暮らし。その描写の美しさ、少女達の可愛らしさも印象的。
実話ものらしくない実話もの。可愛らしいファンタジー映画です。