5.《ネタバレ》 この映画はかな~り地味でたいした盛り上がりもないのですが、
脚本&発想としては10点満点!
ただし映画として観れば3点・・で、総合的には6点でしょうか?
最初と残り30分くらいの面白さを味わうためには全部を観なくてはいけませんが・・
細菌がなかなか動き出さないので本当に忍耐が必要です。
最期まで引きずりこむ脚本のうまさには感心します。
地下研究室の真の意味や細菌繁殖が始まったあとの駆け引き、
これは地球全体の戦争問題にも発展しかねないスリルです。
DVDでレンタルしてざっと全体を観てもう一度ラスト付近だけ見直す手も・・
たぶん科学が好きな方が観ればこたえられない面白さだと思いますよ。
私は科学や地学は苦手なのですが道理がかなってるので面白かったなぁ・・
エンディングもそのあとは?と深く考えさせられる問題もあり、
後半だけなら何回も見られるんですが・・全体が淡々としているのが映画の娯楽に欠けている。
なぜ細菌にやられた街で赤ちゃんとアル中の胃潰瘍の老人だけが生き残ったのか?
そこに鍵があるのですがまた発想がいいです。
どんな方法を考えても無敵の細菌。
すでにアメリカ中に広まるのは時間の問題・・
細菌をやっつけるために原爆を使うことを選ぶのですが、
さてここの原爆発動装置の解除キーは科学者のひとりが持っています。
ところが原爆を使ってもさらに世界中が細菌の恐怖に落ちる恐怖が判明。
しかも地下研究室はコンピューターによってドアが遮断され融通がきかない。
原爆解除できなければ細菌がさらに繁殖してしまう。
映画的にここは最高に面白い演出です。
ゲームが好きなんですが(笑)昔やったはしごゲームを思い出しました。
ここをすぎてもまだ山はありますので後半30分盛り上がりばかり。
なぜ赤ちゃんとアル中の病人だけ生きられるか??
テンポよく時間も短くリメイクしてくれたらいいのになぁ・・
その際、政治的なところも新たに絡めてくれるとサスペンス度もアップするかも。
観終わったあと、人に話したくなる映画というかSF小説の映像化という感じ。
映像で見せるエイリアンものでもなくアクションもありません。
戦闘シュミレーションや科学が好きな方に特にお勧め。