《改行表示》16.《ネタバレ》 「善人悪人死んでしまえば皆同じ」 そうではあっても何時の時代に何処でどのように生きたのか、書籍や映像に遺すこと並びにそれを目にして思いを馳せるのは他の動植物にはない人間だけの特権。 レドモンド・バリー成り上がりから没落までの一代記。監督の持ち味は映像にのみ発揮されており、脚本演出は目を惹くものは無かったものの、自身若い頃の不義理・不誠実なシーンが甦り何とも言えない気分に。長尺さも相俟ってグッタリとなった作品。 |
《改行表示》15.長いし、それ程ドラマチックということも無いが、不思議と飽きずに最後まで観られる映画。 主人公への感情移入は難しい。あの意固地な性格だとこうなるのは当然とも思える。でも何かを感じさせるものはある。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-06 21:26:43) |
《改行表示》14.長尺なわりに、話をわざと平坦に続ける印象だ。もちろんわざとだ。主人公は まあごく一般的なレベルのモラルを持った人間で、そこそこ小悪人でそこそこずるく、しかしたまに褒められた行いも人生の中にはある、といった私たち一般人の投影だ。 後世の人間だからといって、バリーの愚かな選択を笑うなかれ。なぜなら私たちも同じだからだ。生きてるうちはバリーと同じ轍を踏み、そのうちあの世で“皆一緒”になるのだから。 あえてドラマチックな演出を排したキューブリックの狙いはそこ。人なんて、皆一様に愚かで、主人公なんかじゃないのさ。偏屈監督の冷徹な人生哲学を感じる一本であります。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-29 00:41:06) |
13.う~ん・・・素晴らしいと言われれば素晴らしいような、つまらないと言われればつまらないような・・・。どっちつかずでごめんなさい。 【おおるいこるい】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-30 16:12:16) |
12.膨大な労力を費やして、人生の無常を証明する映画。なので共感や興奮を覚えるような、鑑賞者を充足させるような演出をわざと外しているきらいがある。そういうアンチテーゼをテーマにして3時間の映画を作ってしまうあたりが、この監督のフツーじゃないところ。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-10 11:27:20) |
11.ヨーロッパの広大な風景と生臭い人間の業が対になっていてよかったです。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-02 23:31:27) |
10.しつこいナレーション、説明台詞、起伏も必然性もない展開、役作りのされてない演技と、負のポイントばかりが目につくのですが、ラストまで見るうちに強引に納得させられました。というか、キューブリックに体力負けしました。ダラダラしているところが後から思い出すと何となくいい感じで印象に残っているという、困った作品。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-25 02:50:46) |
9.キューブリック映画としては至ってまともにみえる貴族成り上がりストーリーですが、美しい景色と映像、変な音楽の使い方、舞台や状況は変わっても起伏に乏しい展開と、何を考えているか最後までわからない主人公もあいまってこちらに感情移入させる気がないのか、蚊帳の外で鑑賞している気分でした。3時間もボーッと紳士と貴族の衰退を見ていただけで、どうにも感想が出しにくい。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-15 17:38:50) |
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《改行表示》8.キューブリックは、やはり初期のモノクロ作品の方が良いですね。 本作は、『アマデウス』に似た作風である様な気がします。 音楽、映像は素晴らしいのですが、どうも役者陣に魅力を感じないのです。 個人的に、一代記モノがあまり好みではないというのも関係していますが、期待していたほどには満足できませんでした。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-09 02:21:26) |
7.《ネタバレ》 音楽と映像の美しさは素晴らしいものがあり、それが美しくなればなるほど対照的に浮き出る人間ドラマの醜さや汚さ。定期的に映す遠目からの宮殿の姿で観客に自分はこの世界に住む人間ではないと思わせ、客観的な視点を保たせる。しかし、ラストに「美しい者も醜い者も今は同じ全てあの世」と出す事で結局はみんな同じ穴のムジナなんだよと突きつける。一見残酷のようにも見えますが、人間の醜悪さを形上は美しい映像や音楽で映しているあたりに、人間の酸いも甘いも知っているキューブリックだからこそ撮れる他者とは違う捻じ曲がった形の人類愛を感じとることも出来ました。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-23 09:07:04) |
6.《ネタバレ》 3時間、主人公がまったく成長しない。壮大なアンチテーゼ。 【michell】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-10 14:27:36) |
5.溜息ものの美しさ。正直いって長かった。ラスト数分が一番おもしろかった。最後の言葉がまさにキューブリック。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-28 23:22:03) |
4.確かに映像はものすごく美しいんだけど、「博士の異常な愛情」「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」のSF三部作と比べるとどうしてもストーリーに物足りなさが残る。バリーにあまり魅力を感じないせいかもしれない。あと、この映画を観ていると『2001年~』のナレーションを直前でカットしたキューブリックの判断はやはり正しかったと思わざるを得ない。観る側の解釈の自由もへったくれもないもん。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-26 23:33:26) |
3.映像が美しいと評判でしたが全くその通りでした、それだけでも見る価値あるんじゃないかと思います。あと観る前懸念していた長さについては、自然と引き込まれて退屈に思うことなく最後まで見れました。 【20111126追記】面白いかと言われると微妙で、2度目を観ようという気になれないので-1 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 6点(2004-01-11 19:56:30) (良:1票) |
2.ちょっと受け付けなかった、舞台が中世ヨーロッパって設定も影響してるけど。残念 【かぶ】さん 6点(2002-01-21 07:00:00) |
1.この人の作品は映像やカメラワークとか技術面は好きなんだけど、ストーリーがいつも理解不能!大雑把な内容聞くと単純なかんじするけど、奥が深すぎる!この作品も難しかった。僕はまだまだ彼の境地のはたどり着けないなあ・・・。 【T・Y】さん 6点(2000-12-23 22:25:39) |