《改行表示》13.《ネタバレ》 弱小チームを鍛えて優勝へ導く名コーチのありがち感動スポ根モノとはちょっと違いました。序盤こそ反抗的な荒れる部員と有無を言わせぬ強権的指導者、とステレオタイプでしたけど、S・L・ジャクソン演じるカーターコーチはバスケの技術だけでなく、人生全般をどう生きるかを説くのでした。 「勝ったからって調子に乗るな」「相手に敬意を払え」「奨学金に届く一定水準の成績を取れ」等々と、黒人ラッパーの如き忖度ナシのストレートな物言いでガツガツ来るのです。声も大きい。 まあ文化の違いを感じるというか父兄らにも「教育」の部分が浸透していないため、なんと彼らは「バスケをやらせろ」と猛抗議。やっぱり声が大きくて体もデカい。かの国で生きるには「自己主張」が強くないと押されてぺしゃんこになりそうですな。 お話はめでたくもコーチの熱き教えは部員らにちゃんと通じ、地区優勝は逃すも進学を果たす者もいたりで爽やかです。 にしても黒人である彼らの身体能力ね。ロッカールームでちょっとリズムをとるだけの上半身の動きのキレ、あれを見るだけでアジア人がバスケで敵うことなどとても無理な気持ちになりますね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-23 23:22:44) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 校長先生が言う。バスケしか取り柄のない彼らは今が華だと。とても教育者の言葉とは思えませんでした。教育とは勉強やスポーツだけでなく、人生を教える場ではないのかと。カーター氏は彼らに、まだまだ長い先の人生を見据えて、バスケを中止させ、非難を浴びながらも、頑なに学業に専念するよう指導します。こんな人が私の近くにいてくれたらと、そう思わずにはいられません。閉鎖の解かれた体育館に足を踏み入れた時、机を並べ勉強に励む彼らの姿に胸が熱くなりました。本当に良い映画でした。 少しだけ残念な点は、名前と顔が一致するのに時間がかかってしまったのと、校長先生の心変わりが、え!?いつの間に!て感じてしまったこと。それと、前半がややダレ気味なとこですかね。もうちょっとテンポよくてもよかったかも。 |
11.アフリカ系アメリカ人の生活を絡めた部分は良かった。バスケシーン、レベル的にはとても凄いけどもう少し起伏を感じられる編集だとよかったかな。あとリバウンドとかのシーンがないのも物足りない。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-26 21:51:55) |
《改行表示》10.コーチ、ケン・カーターさんの生き様に6点。 映画としてはこの立派な人物をできるだけ過度にならないように、 描ききるだけ、職人に徹してつくりあげるだけ。 映画の題材を殺さずにきっちりとした出来栄えであることに好印象ではあるが、 それ以上、映画としての何か、というポイントが欲しかった。 【病気の犬】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-15 17:37:46) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 まず本物のバスケットボール選手を使っているので試合にリアリティーがある点を評価したい。 やり手の女性校長との丁々発止のやりとりも人生勉強になるが、何と言っても最後のクライマックスでのコーチの言葉が素晴らしい。 サミュエル・ジャクソンがきちんとキャラを演じ切れているところがこの映画の最大の魅力だろう。 一方で、あまりに強権すぎるコーチになぜ選手がついて行ったのか、なぜ弱小チームが急激に強くなったのかについては、リアリティーがなさすぎて疑問符が残る。 それにしても黒人選手が多いためか、ヤクだの殺人だの物騒なシーンが多かったのが印象的。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-30 18:22:28) |
8.《ネタバレ》 ○どこまでが実話なのか分からないが、生徒の親や地域の人々が悪役過ぎる。コーチが主役と言う観点ならベタな話だった。○サミュエル・L・ジャクソンはさすがという印象。他の生徒たちも悪くなかった。○他のレビュワーも指摘しているが、何度か画面に映っているアジア系が一切触れられていないのがもの凄く気になった。○長さもそんなに感じず観られたが、その面白さは一回で十分であった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-01 10:58:34) |
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7.「弱小チームにきた新任コーチ」と聴いて多くの人が想像する範囲内の無難な映画です.ところどころでベタ過ぎたり大げさ過ぎたりといった印象を受けることもありますが,最後なんとなくみんな「イイヤツ」に見えれば,一応合格点なのでしょう.特に最後まで問題児だったアフロ兄ちゃんの目が印象的でした. 【マー君】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-16 01:15:07) |
6.とても真面目に創っている作品です..劇的なエピソードは特に無く、実話ものにありがちなシンプルさ..悪く言えば、淡泊.. しかしながら、重くなく、軽くもなく..ストーリー展開も軽快で、程好い演出..アメリカ文化、みたいなものも垣間見れます..良作です... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-05-08 14:41:43) |
《改行表示》5.現役高校生で部活に生きてる私には心に突き刺さる内容でした。「バスケをやりたいなら勉強をしろ!!」 私の場合はテニスなんですけど勉強なんて二の次で部活と遊びばっかり!確かに将来のことを考えると勉強は大切!!と私に分からせてくれる作品でした。 映画自体は中途半端な出来だけど・・・実話だから許します!? 【愛しのエリザ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-18 19:52:36) |
4.予定調和、お約束という感じの内容だが、面白いと思う。しかしアメリカの高校生は皆あんな感じなのだろうか? 【miso】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-14 21:34:39) |
3.《ネタバレ》 もともと大して強くもない地元の高校のバスケの試合にあれほどのめりこめるというのは日本にいては理解できないところではあるし、ましてやコーチに地元の人が嫌がらせするのもどうかと思う。実話だからこそ説得力のある面もあるのだろうが、サクセスストーリーとしては、結末が中途半端だし、完全にフィクションに作り変えて、最後にそれぞれの選手がどうなったなんて部分をなくしたほうが面白いと思う。 【HK】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-05 01:36:03) |
2.《ネタバレ》 「プライド 栄光への絆」「僕はラジオ」などのスポ根実話ものを見てきたが、「人間として」評価するならばこのケン・カーター本人こそが最もすばらしい。(映画としてのインパクトは「プライド」が勝るが、そこは監督ピーター・バーグの力量と思う)「プライド」のコーチは「男性性」を教え、「僕はラジオ」のコーチは「社会性(弱者との共存)」を教えたが、カーターはバスケットのコーチなのに、「バスケばっかりやってるんじゃない。勉強しろ」とか言う。「んん?バスケ映画じゃなかったの」そう、これは大変に政治的なテーマを描いた作品なのだった。もっといえば、「階層社会における底辺の若者を啓蒙する」目的があると思われる。もっといえば、「貧乏な黒人の少年よ、這い上がりたければ勉強して大学に行け」なのだった。もっといえば、「お前らのような貧乏人の子供は、犯罪者になりたくなければ、勉強するしか幸福へのキップはないのだぞ」なのだった。ケン・カーターは、おせっかいながら全くもって、まともなことを言っているだけなのだ。それが通用しないリッチモンドの地域社会のほうが当然におかしい。おかしいけど、「正しい」と思って主張しつづけたケン・カーター、その人がすごい。「父性」という意味ではこれ以上のものはないだろう。「バスケが終わったその後の人生全般」を視野に入れているのだ。カーターは、それを教えるために、「マチズモ」でもなく「愛」でもなく「契約(自己責任)」を用いた。「契約」とは「白か黒」。「やる」か「やらないか」。「契約」には「あいまい」などはない。これは「2進法(YES・NO)」であり「一神教」の文化であるから、日本にはもともと無いものだ。高校生のガキに対して強引にそれを用いたところが興味深い。映画としては冗長な部分が多くもっと短くできたと思う。ヒップな音楽は私にはうるさくて不要であった(テーマともあまり関係ないし)。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-25 19:14:35) (良:2票) |
【たま】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-22 22:02:35) |