《改行表示》16.《ネタバレ》 韓国の映画やドラマは表現が直接的でややもすればどぎつくオーバーな印象を持っていたが、この映画は抑制が効いていてどこか日本的。 主人公も感情の起伏の激しい韓国人っぽくはなく、柔和で優しくにこやかなタイプ。 なので、ストーリーは淡々として盛り上がりには欠けるが、後からじんわりとくる感じ。 死を迎える男を説明言葉を極力省いて静かに映像で描き、うっかりすると見逃してしまいそうなさりげないきめ細かなシーンを積み重ねている。 なんだか小津監督にテイストが似ているなと思ったら、ホ・ジノ監督は小津監督を崇拝し影響を受けたとかで、妙に納得。 ただ、本作は何の事件が起きるわけでもなく終始淡々としすぎて、特に前半は眠気を誘う。 昭和のノスタルジーを感じるような日本的要素があるからだろうか、日本でもリメイクされている作品。 【飛鳥】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2014-07-15 00:04:01) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 最初から、いい感じの空気感を出していたので、「これはいける!」と思いましたが、ちょっと消化不良気味です。恋愛的な要素をもっと抑えて、2人の距離感を保ったままで終わってくれればもっと質の高い内容になったかもしれないのに・・・。お父さんにビデオの使い方を教えているシーンは良かったです。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-08 21:49:32) |
14.《ネタバレ》 日本のリメイク版の方を先に見てしまったので、筋は知った状態での観賞だったが、リメイク版よりも断然こちらが出来が良い。オリジナルは偉大なり。日本映画に良くあるような緩さに、韓国映画特有のノスタルジー感が相まって、これがなかなか心地良い。いつも妙にへらへら笑っている主人公。人の良さに加えて得体の知れなさが加味され、死の病を抱えた彼の心情や人間性が良く表現されています。しかしこれもこの俳優だからこそ生きているのでしょう。ヒロインの今ひとつの美しさや若さの微妙な感じも良いです。ラストはやや潔すぎる感もあるけど、この方が味わいはあります。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-04 17:50:05) |
13.《ネタバレ》 こちらは先に山崎まさよし主演のリメイク版の方を見ておりまして、何もリメイク版「犬神家の一族」を見た同じ日に、この映画見るこたぁないじゃないさ、と自分にツッコミ。先に見た映画とあんまり変わらん、って映画を1日2本見るのはなかなかにツラかったりして。リメイク版とはヒロインの職業が違うだけで、ほぼ同じ映画でして、リメイク版の方はちょっとだけオリジナルなネタが入ってます、という状態。本来はこちらを先に見るべきでしたね。どうしてもリメイク版の方が良く見えてしまうところが多くて、それは自分がやっぱり日本人だからだったり、映像表現の差が結構大きかったり、関めぐみが個人的に好みだったり、と。映画はオリジナルをまず先に見るべし、というのを痛感した次第。感想はだからリメイク版と一緒。死を前にして淡々と遺してゆくべきものを形にするシーンが切なく迫ってきます。リメイク版に比べると少しだけテンポが速い分、呆気なくもあり、スキッとした仕上がりでもあり、と。しかし、ハン・ソッキュにしろ山崎まさよしにしろ、あーんまり感情移入できるような魅力を感じないって点まで一緒なんですよね・・・。むむむ。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-17 01:28:57) |
12.《ネタバレ》 主人公は、若くして病死した。 彼はもっと生きたかったが、自分が死に行く病に侵されていることを知ってもいた。 だから、「美しい君」に、積極的に介入しようとしなかった。 そこが誠実で切ない。 【ロウル】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-10-27 10:32:11) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 交際しているわけではないのに、気がついたら惹かれていて、逢えないときになって…、ていうのって、いいですね。ちょっと切なくて。温厚でおとなしく優しいカメラ屋さんが唯一、交番で感情を剥き出しにしたのが印象的でした。死と向かい合いながらも、淡々と毎日をいつも通りにすごすことって、思い切った意思が必要なのかもしれません。淡々としているからこそ、時折見せる、ちょっとした微笑がカメラ屋さんのその時々の心情を分かりやすく伝えてくれています。お金がかかってなくても良いものは良いですね。 |
10.「酒飲んで死のう」の気持ちはよく分かる。全体の色調やガラスに映す技法等の凝った演出、また無理やり泣かせようとしていない点は好感を持つが、主人公と彼女の本気度が不透明であまりにも淡々としすぎた進め方がドラマとしてやや物足りなさを感じる。 【WEB職人】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-06-11 21:11:57) (良:1票) |
《改行表示》9.評判がよかったので期待しすぎました。最近の韓国映画の派手さに比べるとホント普通な映画。死別をどこぞの映画みたいに涙・涙・絶叫・絶叫ばかりで描いていない点は逆に新鮮でよかった。しかし、体を悪くしてから会わなくなるなんて心情的にも筋運びとしても不自然でした。もう少し男女のやり取りに面白みがあれば離れてしまったとき悲しさが増したと思います。 【チューン】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-05-03 22:33:58) (良:1票) |
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8.冬ソナのながれで妻が借りてきたので一緒に見ましたが、妻は途中で眠たくなってしまいました。結構心に来るものはある映画でした。 【かじちゃんパパ】さん 6点(2004-07-01 12:16:13) |
7.正直,淡々とした起伏の少ない映画は苦手です.シュリの流れで観たのですが,周りは絶賛でした.僕タンまだ子供みたいでちゅ. 【マー君】さん 6点(2004-06-06 13:52:38) |
6.可もなく不可もなくといった感じ。どことなくせつなくていい感じだった。 【T橋.COM】さん 6点(2004-01-19 21:28:30) |
5.淡々とし過ぎていて、あまり感動出来ませんでした。そこがいいという人もいるのでしょうが…。ところで、韓国の一般的なカップルは、デートの途中で銭湯に寄るものなのでしょうか? 【IKEKO】さん 6点(2004-01-17 21:56:10) |
4.妻は「ハン・ソッキュの顔がかっこいい」と言う。「ハン・ソッキュの顔が好き」ではなく「かっこいい」と。キムタクよりいいと言う。それはおかしい!男の顔に対する美的感覚がずれている!でもそれを言ってしまうと自分の顔を否定するようで声を大にはできないでいる。そんな妻の為に、以前この映画を衛生放送でしていたので録画してやった。なのに見ずにその上から「名探偵コナン」を撮ってやがる!なんて奴だ!!でもこんなことでもないとこのような地味な作品を見ることも無いのでまあ良しと。作品ですが、全体にやさしいオーラを感じます。でも主人公がやさし過ぎるせいか、自分の思うのと違う方向へ展開していき感情移入できない。これをイライラと感じるかせつないと感じるかってところで評も分かれるんだろうな。そんな感じです。 【R&A】さん 6点(2003-11-14 14:18:03) |
3.《ネタバレ》 ハン・ソッキュが韓国の大スターだということをこれで知った。確かにさわやかで屈託のない笑い声もそうだが、自分の死期が近づいているのを心の奥底で憂いているシーンとのギャップにジーンと。早くから主人公が死ぬという設定が分かってたため、結末にどうリンクしていくのかなと思ったら案外ストレートでした。 |
2.静かな、あくまでも静かな感じが印象的。お互い自然にひかれていったのに、男がそっと身を引く行為の中に秘められている、相手への優しさ、思いやり、そしてやるせなさは切なく、たしかにいい映画だと思う。しかし2人はあくまでも恋愛の"入り口"に立っていただけで、お互いのいい面・浅い面しか見ていないのであり、お互い深く理解し合っていたわけではないのは事実。だから本作を「真のラブストーリー」と呼ぶことにはどうしようもない抵抗感がある。 でも実は、こういうひねた見方をする自分がとても悲しいヤツだと思うのもまた事実。 【じゃん++】さん 6点(2003-09-05 02:23:39) |
1.淡水画のようなイメージのほんわか、じんわりする映画。ハン・ソッキュの終始笑顔のにこやか顔がいささか鼻につく気もするが、自分の死を一言も言わず死後の準備をする所は切ない。 これってラブストーリーですかね? 【キリコ】さん 6点(2003-05-20 21:49:15) |