49.過度にドラマチックな展開もなく、主人公3人の背景も最小限でひたすらスローライフを映し出す。ゆったりと、下手したら退屈な作風がフィンランドの空気にマッチしていたことが成功の要因か。見ていてちょっとだけ憧れてしまった。 |
《改行表示》48.《ネタバレ》 画作りと独特の空気感は面白いのだが、「ハートウォーミングなドラマです」と言われると、どうもしっくりこない作品。 サチエもミドリもマサコも、特に強いこだわりがあってフィンランドに来たわけではないと言う。でも、北欧ってふらっとたどり着くような場所だろうか……まずここから、疑ってかかってしまう。「みんな嘘ついてない?」と。 サチエのパーソナリティーも最後まで掴めない。初対面のミドリを家に引き入れたかと思えば、人嫌いのようなそぶりを見せるのはなぜなのか。即興の「こじつけトーク」で舌をペロリと出したりするが、それは核心を突かれたくなくて、話題を逸らすための術なんじゃないのか。たまに垣間見せるホンネ(父との関係など)すら、嘘のように思えてくる。 いったん否定的な反応を見せてから、「いや、いいんじゃないですか」と付け加える会話の多さに、すべてが表れている気がする。この「本当は心を開いていない感じ」が、最後まで引っかかってしまった。 【乱泥】さん [地上波(邦画)] 6点(2021-05-20 19:21:16) (良:1票) |
《改行表示》47.《ネタバレ》 日本人の女性が、異国の地フィンランドで食堂を開き、慣れない土地ながらも少しずつ仲間や常連客が出来ていく物語。 クスッと笑わせるようなユーモアが随所に散りばめらている。不思議な個性のある登場人物ばかりだけど、映画を見ているとなぜだか前向きになります。 どこか親近感のあるキャラクター達が、映画の中で活き活きとしています。 【VNTS】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-01-15 15:57:46) |
《改行表示》46.《ネタバレ》 食い物には関心がないのでその点は評価対象にならないが、海苔がパリッというのは少しよかった。また舞台がフィンランドである必然性も感じられないが、主人公の話すフィンランド語が結構それらしく聞こえていたのは感心する。全編にわたって微妙な可笑しさが醸し出されているのは見ていて意外に楽しく、うち一つだけ書くと、五寸釘おばさんの泣きの場面は笑えて仕方ない。 劇中では登場人物の来歴がほとんど語られず、そのことが互いの人格を尊重し、過度の密着を避けるような雰囲気を出している。またみなそれなりの年齢ということもあって、別々に生きている人間がたまたま同じ時間と場所を共有しているだけのようにも見える。いわゆる自分探し的な観点からすれば、後から流れついた2人がここに居場所を見つけたことが重要なのだろうが、しかし主人公の「ずっと同じではいられない」という台詞には無常観も感じられる。この主人公としては束縛のない自由さをあくまで尊重する姿勢だったようだが、それでもやはりいつかは失われるこの関係をいとおしむ思いがあるのだろうし、逆にそう思えばこそ、今という時間のかけがえのなさを感じるということかも知れない。そのような時間を切り取ってみせた形の映画だったようにも思われる。 なおどうでもいいことだが、原作では五寸釘おばさんに相当する人物に藁人形の話を教えた際、「人を呪わば穴二つ」に相当する内容を同時に教えていたが、映画で知らせなかったのは不親切だ。本来は他人に見られないようにしなければならないわけだが、人口密度が低いので普通にやっても大丈夫なのだろうと思われる。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-05-25 19:55:17) |
45.《ネタバレ》 出来る限りの効果音を排して 店の音 を重視 そのいわば雑音が妙に心地いい おまけにおいしそう~な食べ物たち 鮭もいいがおにぎりも捨てがたい ん~やっぱ日本人だな俺は(笑) なんともいえない独特な雰囲気が北欧の風景になぜかマッチ これはキャスティングのおかげかな 細かい各人物の背景には全く触れないのもある意味すがすがしい しかしお客さん第一号の男の子面白いね(なんでガッチャマン?w) どこの国にもこういう日本マニアな子いそうですもんね 武士道Tシャツとか(笑) ありがちといえばありがちだけど、密かに面白かったデス 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-10-01 09:10:20) |
44.主人公3人がとてもいいですね。心が落ち着く映画です。シナモンロール食べたくなります。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-21 09:25:51) |
43.点は低めですが、放映しているとなぜか見入ってしまう、そんな映画。リラクゼーション映画なんだな、きっと。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-04-10 22:37:22) |
《改行表示》42.テレビドラマ『すいか』が大好きなので、以前から気になってはいた映画でした。実際に見てみると、当然ながら木皿泉の世界とはかなり違う。どこかほっこりしたところは共通してますが、こちらはなんといっても説教くさくない(笑)。気楽に見られます。昔、NHKで佐々木昭一郎という人が海外で生活する日本人を主人公にしたドラマを作っていましたが、どちらかというとそっちに近いでしょうか。もちろん、そのドラマほど芸術を気取っていることもなく、素直な作りという印象。 しかし逆に言うと、インパクトに欠ける。どちらかというと「ながら見」に向いていて、真剣に向き合うという気にさせられない。何度も見返そうという気にもならない。そういうたぐいの映画でした。 まあ、シナモンロールは食べたくなったかな。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-02-22 22:43:34) (良:1票) |
41.ムーミン ガッチャマン 幻のコーヒー 森 きのこ 港 猫を抱く爺 プール 鮭 おにぎり などなど体言止め満載な映画でした。 【かれく】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-01-30 19:22:49) |
40.雰囲気だけは確かにいいと思うが…BGVとしてそれこそ小さなカフェ等で流すための作品。 【楊秀清】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-23 23:19:50) |
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39.《ネタバレ》 北欧の街に日本食堂。海外によくある料理屋ではなく、にほんにある定食屋のような食堂が海外の、それも北欧の街にポツンとある感じですかね。好きな物を好きなように作って好きなように売っていく。いいですね。ある意味理想ですね。ここに集まる日本人女性も個性的で面白いですが、謎なのがここの店主、小林聡美演じるサチエさん。おにぎりにこだわる、現地の言葉ペラペラの日本人女性。彼女がなんでここで日本食堂を開いたのか、彼女のプロフィールに興味津々です。 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-20 17:55:17) |
38.北欧を舞台にのんびりとした情景とほっこりした展開でそれなりに楽しめた。猫を預かる話とカバンのキノコは意味不明。フィンランドと言えばサンタクロースとムーミンくらいしか知らなかったが(昔、ヨーロッパの中でもハンガリー人とフィンランド人は東洋系だと聞き親しみを覚えていたが、現在では疑わしい説らしい)、これからは「かもめ食堂」も思い出すはず。 【Q兵衛】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-06 16:04:05) |
37.《ネタバレ》 かもめ食堂に集う女性たちの織りなす穏やかな日常を淡々と追う映画、というか環境ビデオですね。様々な偶然によって集った女性たち、それぞれが小さな問題を抱えていています。しかし互いに押しつけることなく、かといって拒絶することもなく、心地良い空気の中で日常を過ごしていく中で自然に癒されていく。疲れているときに見ると癒されます。ただトランクの中身のエピソード、突飛過ぎるファンタジー展開に興ざめしてしまいました。全般的に現実味のない話でも、まあなくはないかな、程度の落としどころで進んでいた物語が一線を踏み越えたので落とし穴に落ちたような気分です。それを差し引いても小林聡美さんの持つ自然な空気感に見ほれてしまいました。 【kirie】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-02-28 11:17:48) |
36.たまに観たくなる。どーってことない映画なのに観たくなる。観たくなるってことは、面白いんですかねぇ?←聞いてどうする(笑) 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-29 08:45:00) |
《改行表示》35.《ネタバレ》 テイストはそれほど嫌いではなかった。 女性向け作品と思われるだけに、さすがに大ハマりというテイストではないが、落ち着いた穏やかな時間を堪能できた。 ストーリーはほとんど存在せず、何かに傷ついた人々が、ただコーヒーを飲んだり、おにぎりを食べたりする程度のものである。 その程度でも、それほど飽きることないということは、女優陣の自然体な演技力、監督の技量が高いということだろう。 フィンランドという国が持つ魅力もあるが、ナチュラルな空気感は見事だ。 本作においてはそれほどリアリティを気にする必要はないのではないかと思う。 「どうやって生活しているのか」「就労ビザはあるのか」「日々の余った食材を捨てているのか」などのつまらないことを気にすると面白みを減るので、あまり考えない方がよい。 汚いところも、きついところも、言い争いも全く描かず、「自分らしくしていれば、そのうち上手くいく」という妄想や理想に近いところがあるが、“映画”というものは現実逃避の手段でもある。 厳しく忙しく、常に何かに追われる日常生活を一瞬でも忘れることができる手段として、本作には存在価値がある。 「やりたくないことはやらない」、そのような理想が通じる世の中が良いのか悪いのかは分からないが、こういう作品もたまにはいいものだ。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-28 23:18:32) |
34.もう少し料理に視点を当ててもいいかな。フィンランドという設定時点である意味成功している映画だと思う。同じくユルい『めがね』よりも数段上。 【noji】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-09-13 09:43:11) |
【虎王】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-07 17:31:58) |
【シトロエン】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-05 22:46:03) |
《改行表示》31.癒される。 キャストが素晴らしい。 トンミ・ヒルトネンの当て字に笑った。 【りえりえ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-23 23:06:54) |
30.のんびり、ゆったり、まったりとした雰囲気が良かったですね。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-25 20:34:03) |