【TAKI】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-09-12 02:00:29) |
17.《ネタバレ》 ジャンルは【ゴダール】。あらゆるジャンルを組み合わせ、既存の映画の分解・融合してオリジナリティを生み出す意味でタランティーノの先駆けだろう。アルファベット順に表示される凝ったオープニングに惹かれ、「ねえ、ピエロ」「だから僕はフェルディナンだ」を始めとするベルモンドとカリーナのコントみたいなやり取りで面白い。次々に繰り広げられるシュールな展開のオンパレードで確かに創作を志したい人以外は向いてない。自爆寸前のふと我に返る姿に滑稽さと妙なリアリティがせり上がる。そして可笑しくも哀しい。 |
《改行表示》16.《ネタバレ》 不屈の名作ということで、DVDを入手したので、鑑賞した。話の前半は、畳み掛けるような展開で、面白かったが、逃避行を続ける後半あたりから、だれてきた。 ラストの女の裏切りと、男の自殺が、この映画のすべてを語っているようだった。 【G&G】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-04 12:02:23) |
《改行表示》15.今までに観た事もないような表現の数々に驚きはしたが、面白いと思える部分は少なかった。 まさにやりたい放題といった感じで、ゴダールのイマジネーションはどうなってんのかと驚嘆した。 色々な物事が詰まってる映画だが、それぞれの要旨を抜き出し、端的にまとめて繋げるとこういった映画になるのかといった印象だ。 ただ、何かを感じた部分もあれば、逆に煩わしさ、面倒くささを感じられる部分もあって、少々疲れた。 目新しさ、新鮮さ、インスピレーションを与えてくれるものとして観るのには良いと思います。 【タックスマン4】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-27 06:06:09) |
14.映画にドラマがなくとも映画が成立することをゴダールは映画を通して訴えてくる。映画がいかに自由で、そしていかに不自由なものか教えてくれる。何が狂っていて、何が正常なのか、もはやどうでもよくなる。それが映画だ。それがゴダールだ。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-06-23 00:12:31) |
13.死から自由へそして自由から死への流れが、現実逃避して遊び呆けた浪人生が試験でつきつけられる現実みたいな悲哀を感じた。 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-30 00:12:40) |
12.よくわからないけど不思議な魅力のある作品・・・なんて書き方しちゃうと、自分が周りの「傑作」という評価に流されてるみたいに聞こえてしまう。けどやっぱりそうとしか言えないんだよなあ。困ったなあ。やっぱりよくわからない。前半に出てきた映画監督の通訳さんはかわいかったです(どうでもいいじゃん)。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-06 00:48:41) |
11.敢えていえば、アンナ・カリーナのぱさぱさ感が減点材料。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2004-10-25 13:58:50) |
10.自分には芸術は理解できないものである。これは芸術だと思う。 【HIGEニズム】さん 6点(2004-10-18 22:12:48) |
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9.パッケージと邦題をみて借りた。もちろんゴダールなんて名前も知らなかった(ここで今知りました)。初めのうちは、「何だこの文学気取りは!」と思ったが、しばらくしてセリフ(詩?)の掛け合いがここちよくなった。女優さんもかわいい。ただ、途中からは中だるみ感が。それでも、1時間40分近く観てきた人への「ラスト」のご褒美は最高ですね! 【ホシ】さん 6点(2004-03-02 20:24:23) |
8.「ゴダールは映画を壊した」とはよく言われることである。僕はほとんど彼の映画を観ていないが、既成概念を打ち破ったヌーヴェル・ヴァーグの中心人物であることくらいは知っている。しかし、残念なことに78年生まれの僕は、彼の打ち破る前の映画概念を知らないのである。だから、この作品に新しさを感じないし、革新的だとも思わない。僕は映画に哲学や思想を持ち込む必要性を(今のところ)持ち合わせていないようである。だから、この「気狂いピエロ」の評価も保留にしておこう。これからもっともっと映画を観てみたら、この作品の新しさがわかるようになるのか?楽しみでもあり、この著名な作品の面白さをついにわからなかったらということが恐ろしくもある。 【fero】さん 6点(2004-02-24 21:34:03) |
7.いかにも即興で作った感じがとても面白い。主人公達の行動もその場しのぎで行き当たりばったり。そりゃそんなんじゃ生きてられない。でも、だからこそ疾走感が素晴らしい。ラストは衝(笑)撃です。 【ぷりんぐるしゅ】さん 6点(2003-12-18 08:53:18) |
6.タイトル「気狂いピエロ」とは、ゴダール自身のことか? 【STYX21】さん 6点(2003-12-04 22:56:34) |
5.《ネタバレ》 僕は単純なので、アルジェリア独立戦争でフランスが数十万人のアルジェリア人、数万人のフランスの若者に不条理な死を与えたエネルギーと、主人公たちの反社会的なエネルギーを重ね合わせて考えました。そのエネルギーにどれほどの違いがあるのかと、言うように。「永遠」という言葉は、僕たち一般人の退屈で終わりなき日常へ向けられたものではないでしょうか。主人公たちの非日常的な逃避行は、すぐに終わりましたから。もっと複雑な作品ですかね。 |
4.TVで放送するとき気狂いって言葉つかえるのかな? 【KINKIN】さん 6点(2003-07-01 21:09:18) |
3.これは結構好きです。てゆーかラストが好き。内容は相変わらず難解。カリーナに腹が立って来たりする。でも、その映像に一見の価値があると思う。 【さみー】さん 6点(2003-04-28 23:33:46) |
2. 本作当時、ゴダールは35歳だった筈だから当然アルチュール・ランボーの詩も読んではいたんだろうが、ただ読んだのと理解したのとは明らかに別モノ。ヌーヴェル・ヴァーグの母胎となったカイエ・デュ・シネマってのは映画オタクのルーツ的な存在。本流を嘲笑し枝葉末節に拘る辺りは正にそうだが、彼らにとってランボーの詩もその意味で格好のサカナだったに違いない。昨今の凶悪な青少年犯罪者も一皮捲れば主人公フェルディナンみたいな刹那的なド阿呆に過ぎないのだろう。本人だけ好き勝手やる分には構わないが、(他者をも巻き込み)殺人にまでエスカレートする無軌道さは個人的にチョット…当時は新鮮だったのかね?若いベルモンドの馬力で持ちこたえている感じ。サミュエル・フラーが「映画は戦場だ!!」の名言を吐いたのも本作中でのコト。因みに邦題の差別用語が強烈なインパクトなんで地上波での視聴は絶望的かと。私事だが、矢張りゴダールとは全く波長が合わないので本作限りで…撤退(^^)!! 【へちょちょ】さん 6点(2003-02-16 02:00:48) (良:1票) |
1.20年ほど前に観たときには、鮮烈な印象を受けたんですが・・・この間、改めて観返してみて、もうゴダールにはついて行けない自分を感じてしまいました・・・不条理路線はもうダメだ。 【ネジマキ】さん 6点(2002-11-15 19:16:45) |