1.ストーリーの根っこは至ってシンプル。齢は40近いであろう鬼の人事部長が、かわいい捨て猫に出会って癒され、次第に自分の大切なものはなにかを見つけてゆくというお話。全編通してコメディタッチだったので観ていて楽しかったのですが・・・ラストのシリアスな展開までにもう一呼吸ほしかったな。ネコちゃんのシーンは悶絶モノ!!ほぼ満席の小さなミニシアターにはうれしい悲鳴が行き交っていました。今年の春から夏にかけて、あまりにもハートフルな作品が少なかった。ケラケラ笑って観られる映画が少なかった。みんなずっと、こういう映画が観たかったんじゃないかなあ。