41.久石譲の音楽は他の北野武監督の作品では情緒性の強さがミスマッチで好きではないのですが、この映画では感傷性が比較的抑えられたジャズ調の音楽がハードボイルドな雰囲気に合ってていいですね。あくまで劇中のヤクザは理想化されたおとぎ話でしかないにせよ文化や血縁を超えた絆が描かれるのでこれは良いおとぎ話だと思います。いつもの遊びのシーンもこの映画では異文化交流としての意味合いが付与されています。どんなに成り上がったところで根底にあるのは子供の頃の貧乏だった時期への郷愁なのも良いです。…と考えたところで気づいたんですがこれって結局スカーフェイスの二番煎じではあるんですよね、そこは減点要素です。それでも娯楽性と作家性の両立という点ではアウトレイジシリーズよりも上手くいっていると思います。 |
40.《ネタバレ》 タケシくん米国進出。やることはもちろんヤクザ、兄弟でヤクザ。度胸試しチャカ、実弾ズドンで舎弟ススムくん吹っ飛んだ。成長著しいタケシくん、アメリカンドリーム掴めず、壮絶に散る。エグさ・グロさは「アウトレイジ」に近づいているけどストーリー粗いね。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-06-26 22:53:27) |
39.《ネタバレ》 ジャパニーズヤクザの海外進出の話。絵は凄いと思うところもあるが、なんとなくテンポ悪い。紙ヒコーキが飛んでいるシーンは好き。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-02-02 00:27:38) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 あれれ。ジャパニーズマフィアの恐ろしさはアメリカが舞台でも十分輝いたけど寺島が吹っ飛んでから序盤の狂気が消えた...ファッキンジャップこれはほんと名言だけど面白い抵抗もなくズバズバ殺られてるだけ。 お馴染みの役者に渡哲也出てるだけでも興奮するんだけど最後の残念感が否めない。本作でのbrotherの意味がなんか薄っぺらだった。 |
《改行表示》37.《ネタバレ》 中身も人物描写も薄っぺら。でも味はある。 ラストはOK。でもソナチネを超えることは出来なかったなあ。 【ひであき】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-21 21:12:30) |
《改行表示》36.《ネタバレ》 センチメンタリズムを煽りまくる久石譲の音楽も饒舌すぎるし、映像もカチっとしてる。観ていて恥ずかしくなるくらいキメキメで、良くも悪くも美学に溢れた作品ですな。 しかし、いくらなんでも武強すぎ、カッコ良すぎ。アニキィっ!! 【すべから】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-02-13 12:02:03) |
35.非常に淡白。淡白なんだけれども、2時間近い映画を長く感じさせない出来。見入れた。ただ、内容は無。それと、無駄なシーンも多々あった。人文字で死とか・・・笑えんわ。そういう所が北野らしいと言えばらしいが、正直いらない。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-21 16:22:57) |
34.《ネタバレ》 LA版『ソナチネ』といった内容だが、アメリカ人にも分かり易く、ダイレクトな暴力描写と兄弟愛(?)が描かれ、よりエンターテインメントな作りになっている。「ファッキン・ジャップくらい分かるよ、バカヤロー」は確かに格好良い(つい真似したくなる台詞)。大好きな寺島進も儲け役。「これが日本のヤクザだ!」と言わんばかりのハラキリや指詰めのシーンは、アメリカ人に向けてのたけしなりのサービスのつもりなのだろう。お前ら、こういうのが見たいんだろ?と。 【フライボーイ】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-08-20 20:31:50) |
33.今まで以上にヤクザを前面に押し出した映画。なにか全体を通して表面的なように感じました。一つ一つのエピソード、また登場人物を深くは掘り下げずただ淡々と話が進んでいきます。 北野監督独特の間や構図も影を潜めており、どういう意図でそうしたのか気になります。 【njld】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-10-01 01:46:30) |
《改行表示》32.《ネタバレ》 キャラクターたちのカッコよさなら武映画ではナンバーワンだと思います。 ストーリー展開もわかりやすく、娯楽作としては十分合格でしょう。 寺島進がバスケをするシーン、2回目観賞の時はジーンときました。 ラストはエプス、助かってよかった。ホントによかった。 【bolody】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-26 18:57:09) |
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31.《ネタバレ》 『HANA-BI』『菊次郎の夏』と続き欧州で評価を上げるビート氏が遂にハリウッドを意識!それはまさに北野バイオレンス映画アメリカ死闘編と名付けるべき作品に仕上がっている。己の死に場を求めるヤクザの話はまさに『ソナチネ』を彷彿とさせ、その舞舞は沖縄でなくロス。日本を追われたたけし演ずるヤマモトは、腹違いの弟(『あの夏、いちばん静かな海』以来の真木蔵人)を求めてアメリカへ行く。そこでマフィアとの抗争に巻き込まれ云々と、後は北野バイオレンス映画定番の破滅絵図。それはまさに『ソナチネ』。しかし潤いある沖縄が印象に残る『ソナチネ』に対して、『BROTHER』では乾ききったロスが強く印象に残る。『フレンチコネクション』や『LA大捜査線』に通づる、70年代の刑事モノのギラついた感じを彷彿とさせる。文句があるとすれば、ハラキリややけに多い指詰めシーン。なんとなくハリウッドに媚売っている感がアリアリでちょっと冷めた。 【カイル・枕クラン】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-16 00:26:18) (良:1票) |
30.キャストの多くがアメリカ人で、英語の台詞がポンポン飛び交う異色の北野作品。これって一見アメリカ版『ソナチネ』に見えるが、『ソナチネ』ほどは洗練されてるとは言えず、ちょっとダレる。ミエミエのラストもさることながら、やはり台詞が多すぎるのが欠陥では? 北野映画は沈黙が命です。 【とかげ12号】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2005-10-26 20:59:38) |
29.《ネタバレ》 たけしが日英米合作で手がけたロサンゼルスを舞台にしたヤクザ映画。見るのは今回が2回目だが、「アウトレイジ」シリーズを見た後になって改めて見てみると、本作のほうがたけしらしさは出ていて、寡黙な主人公や全体に漂う独特の雰囲気はいかにもたけし映画という感じがする。ストーリーは分かりやすく、「アウトレイジ」シリーズのように娯楽色が強くなっていて、たけし映画の中では比較的見やすい作品に入ると思うし、実際娯楽映画としてはそこそこ面白く見られる。しかし、合作ということを意識しすぎたようなシーンも多く、中でも大杉漣の切腹シーンは確かに強烈で印象には残るけれどもほとんどストーリーに無関係なシーンのためか、なんか浮いて見えてしまったのは残念。しかし、たけしはじめ登場する男たちはカッコよく、いかにもハードボイルドな印象。中でもたけしの舎弟を演じる寺島進演じる加藤が良く、「ちょっと用が。」と言い残し、たけしたちの乗るリムジンを見送る姿にこれから自分の命を投げ出す覚悟のようなものが見てとれるし、このシーンの演出もたけしらしさが出ていて良かった。タイトルの「BROTHER」とは本来はたけし演じる主人公・山本と彼がロスで出会う黒人青年・デニー(オマー・エップス)のことを指していると思うのだが、それ以上に山本と加藤の関係の深さがこのシーンを見ただけで分かり、「BROTHER」というタイトルはこの二人のことでもあるのではと思えてくるほどの名シーンだと思う。ただ、その後の後半の展開はけっこうグダグダしていたのが惜しかった。(2014年1月16日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2005-06-01 18:12:41) (良:1票) |
28.これは当時『バトルロワイヤル』で撃沈して口直しに見に行った。『ソナチネ』と『HANA-BI』が好きなんですが、もっと娯楽にとんだものと予想して見に行きました。たしかに北野武の映画の空気はあるし予想通り娯楽色もあったんですが、いざ見てみるとあまりに期待通りというか、もうちょっと驚かせてほしかった。ハリウッド資本ということは当然商業的に成功しなけりゃいけないということもあるでしょう。まぎれもない北野武の映画でありながら、そういう部分が中途半端にちらちらする。ひとつひとつのシーンは北野映画の間で描かれているのに全体を見ると妙にせかせかと進んでいく。腹切りと指詰を見せるためだけに入れたとしか思えない日本のヤクザのシーンはいらないと思う。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-04-15 13:10:14) |
27.日本のやくざがマフィア相手に暴れまわるという設定がなかなか良かった。たけしさんもいろいろ仁侠の世界について勉強されたんでしょねぇ 【すごろく】さん 6点(2004-10-25 00:33:55) |
26.乾いたタッチの演出。ストーリー的にはかなり無理がある 【ご自由さん】さん 6点(2004-08-10 20:50:22) |
25.なかなかいいと思います。日本人がすごくカッコ良く映ってる。編集があんまりうまくなくて、時々テンポ悪いかなとも思いましたが、全体的には良かったと思います。 【A.O.D】さん 6点(2004-07-31 13:10:32) |
24.北野武の初のハリウッド資本の作品だというのに、映画館はガラガラだった。内容的には「武さん、色々な所に遠慮しちゃいましたね…」という感じだった。アートとエンターテイメント、日本とアメリカの狭間でのジレンマがあったのだろうと思う。結局は煮え切らない半端な印象を受けた。展開も過去の作品の焼き直しが多く、「えっ、デ・ジャ・ヴ?」と思うようなシーンも。あと、古典なヤクザ描写(切腹、指詰)はアメリカ人受けを狙ったと本人が言っていたけれど、やっぱりちょっと日本人からするとベタベタで安易過ぎる…。うーん、難しいですよねえ、多国籍映画って。 【ひのと】さん 6点(2004-02-02 21:31:52) |
《改行表示》23.過去の北野映画と比べるとかなり観客を意識した出来。わかりやすい展開でテンポもいいし。 ただそれだけにあまり衝撃はないし、過激なバイオレンスシーンはあれど「ソナチネ」や「その男、凶暴につき」 のような痛みは感じなかった。だからといって娯楽映画としても中途半端な出来だし、どっちつかずな印象。 寺島進はかっこよかった。 【新井】さん 6点(2004-01-27 20:59:41) |
22.《ネタバレ》 「ソナチネ」「Hana-Bi」と同様、中盤で子供みたいに遊び回って、ラストで死ぬ、という一定のパターンが分かってしまって、ちょっと悲しかった。海外向けに作られたためか、ちょっと無駄にドンパチやりすぎていて「痛さ」があまり感じられなかったのも残念。もう少し控えめな方が良かったかな、と思った。 【ていくし】さん 6点(2004-01-23 00:57:37) |