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マイマイ新子と千年の魔法

[マイマイシンコトセンネンノマホウ]
2009年上映時間:93分
平均点:6.33 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-11-21)
ドラマファンタジーアニメファミリー学園もの小説の映画化
新規登録(2009-12-01)【あにやん‍🌈】さん
タイトル情報更新(2021-02-12)【イニシャルK】さん
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監督片渕須直
福田麻由子青木新子
水沢奈子島津貴伊子
森迫永依諾子
本上まなみ青木長子
松元環季青木光子
野田圭一青木小太郎
竹本英史青木東介
塚田正昭清原元輔
諸星すみれタミちゃん
小山剛志多々良権周防介
谷山記章
宇山玲加
原作高樹のぶ子「マイマイ新子」
脚本片渕須直
音楽岡田こずえ(音楽プロデューサー)
主題歌コトリンゴ「こどものせかい」
製作松竹(「マイマイ新子」製作委員会)
エイベックス・エンタテインメント(「マイマイ新子」製作委員会)
マッドハウス(「マイマイ新子」製作委員会)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給松竹
美術山本二三(背景)
その他文化庁(支援)
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6.《ネタバレ》 「この世界の片隅に」を観た直後だと、どうしてもその影響というかフィルター掛かってしまうので 冷却期間置いてからのレビューとしました。 観たのは2ヶ月前。 ダブルヒロインのストーリー。千年前の時代を妄想してばかりの新子と、傷心して都落ちしてきた令嬢の 友情と成長のお話でした。 背景が昭和30年前後?ノスタルジーな絵が、団塊の世代には嬉しいかも。 大きなイベントは年上の学友の親の事件で、大人の事情への正面衝突。で、新子とタツヨシの成長。 一方、大人の事情に沈没していたキイ子は、逆に子供らしい夢の世界を取り戻して、ある意味成長。 子供たちそれぞれが、様々なルートで大人になって行く1年間のストーリー。 千年前のお姫様は最初は新子に似ていたが、境遇はキイ子に近い。だから新子はキイ子に興味深深。 いろいろとピースの多いパズルのような脚本ですが、1度見たくらいではなかなか拾いきれないかも。 気になったのは、あの警官を褒めていた爺様が、自殺の口コミを聞いた途端に「よくある話だ」と 吐き捨てるセリフには違和感が・・ そんなもんでしょうか? 終盤は駆け足で説明調のエンディングですが、片渕監督らしいなと目尻が下がりました。 ホントは重いラストなのに、軽くさらっと流す、ひょうひょうとした味付けはいつも通り。 カーペンターズの曲で暗転かと思ったら、明るい風景にコトリンゴの美しい曲でのエンドロール。 さすが、エンディングの魔術師。あー良い映画だったなあと思わせる手腕。  でも、自分のようなオッサンには、すこし遠い位置にある映画だと思ってしまう。すみません・・
グルコサミンSさん [DVD(邦画)] 6点(2017-04-14 22:28:32)
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5.アニメ映画に詳しくはないので、彩色に関わる決定権が誰にあるのか知らないが、色の使い方が、桜の咲く頃とラストの雪景色のシーンを除いて、空だけでなく全般的に何かくすんだ感じであまり美しくない。宮崎アニメの場合、季節や時間帯も色と明暗表現で明瞭に描き分けられ、このシーンは夏の午後6時頃の様だと明瞭に判り、気温すら感じ取れるが、本作ではその点が希薄。人体と顔に日差しが当る明るい部分と、影になっている部分の明度差が正確に描き分けられておらず粗雑な印象。  アニメ映画には、何より色彩設計が最重要と考え、厳密に計られて然るべきなのだ。欠点ばかりをあげつらう様で些か心苦しいが、更に言うと、眼の描き方も雑。視線を横に反らした表現など、まるでへのへのもへじで描く人顔の、の字の様、目の表現は紙に描いた人物に生命を吹き込む上で最も重要。そこを疎かにしては感情移入も難しい。アニメの場合、膨大な量をこなさなければならず、またアニメーターの技量もマチマチで、描画に一貫性が無かったり、線や動きがぎこちなかったりと、色々と問題を克服するのは難しいが「神は細部に宿る」と言うではないか、商業映画としてお金を払ってもらう以上、クオリティをもっと高める努力が必要。  ストーリーについて言うと、千年の魔法とする意図の意外性を期待したが、拍子抜け。タイムスリップしたような千年前の牛車が、新子の主観による幻視として現れるのでは、表現として弱く、説得力も持ち得ないのでは。国破れて山河あり、昭和30年頃の山口の風景描写は感心した。未舗装の道路や田園風景と野辺の花は、日本の原風景のようで、愛おしく感じられる。日焼けした現地っ子との間に発生する、色白の転校生少女との場違いな異質感と、27色の色鉛筆のエピソードも微笑ましい
DADAさん [DVD(邦画)] 6点(2016-12-30 14:39:17)
4.《ネタバレ》 新子のマイマイは想像力と感受性のアンテナ。千年前の人々の暮らしに思いを馳せ、友の痛みを自分の痛みとして感じ取る事ができます。新子の父親は研究者であることから、もともと好奇心旺盛な家系なのでしょう。しかしマイマイは新子の専売特許ではありません。貴伊子も新子と同じ千年の夢へ飛び込めたように、マイマイはどの子どもだって持っています。いや、我々大人にだって。ただ、新子のように「明日の約束を返せ!」と叫ぶのが“しんどい”事や、空想に割ける時間が限られている事を大人は知っています。だから、普段は仕舞っているだけ。でも使わなければ、どんなお宝も錆びてしまいます。自分のマイマイを久しぶりに出してみたくなる本作のような映画は、大人にとって貴重な存在だと思いました。類似作品として真っ先に思い出されるのが『となりのトトロ』。“ススワタリ(真っ黒くろ助)が見えるのは子どもだけ”と、空想と現実世界に明確な線引きがされていたトトロに対し、本作の境界はやや曖昧です。マイマイが有る限り、人はいつでも千年の魔法に酔う事が出来るのですから。そういう意味では、ファンタジー色の強いトトロの方が厳しい世界観だと感じました。トトロは成熟した大人が作ったアニメ。マイマイ新子は子ども心を忘れない大人が作ったアニメ。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 6点(2012-01-04 22:53:23)(良:1票)
3.《ネタバレ》 昭和30年代の地方の田園風景の再現は「トトロ」を彷彿させる。「トトロ」が家族の親愛の物語ならば、本作は友達とのコミュニティを扱った作品だろう。子供たちは友達と遊ぶことで世界を拡げて行く。行動半径だけではなく、精神世界も広がってゆく。学校の授業では教わらない、とても大切なものを身に付けて行く。その舞台として用意されるのが、デジタルが一切無い緑と水に溢れたご近所。その豊穣な世界観を観るだけでも意味があると感じる。一方で、友人の父親の自殺が大人の世界への鬼門として表現される。本作の子供たちは、それに抗する手段を持たない未熟な弱者として描かれる。いつかは、友達と遊ぶ時間も厳しい現実に取って代わる予感。だからせめて今は精一杯に遊ぶ。その時間と仲間たちを慈しむ。それだけを切々と謳っている映画でした。心を素にして感じる。そんな映画でした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-04 17:32:44)(良:1票)
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2.1000年前の物語と昭和30年代の物語をシンクロさせるアイディアは悪くないし、登場人物の性格描写も行き届いている。一昔前のアニメーションを思わせる素朴な質感の映像も物語の時代性を映し出す上で効果的に働いている。物語の舞台は山口県なのだが、僕も中国地方に住んでいるので、新子のしゃべり方には親しみを覚えた。声優を務めた福田麻由子さんは東京都出身なのに、なかなか芸達者である。 ただし、一番大事な脚本が少し力不足な印象を受けた。「大人」と「子供」の世界の食い違いや「子供」の世界の絆の強さが描きたかったものと推察されるが、タツヨシの父親のエピソードにはかなりの唐突感が残るし、新子や貴伊子の両親との関係にはもっと焦点を当てて欲しかった。原作があるから仕方がない部分もあると思うが、もう少し登場人物を絞り込んで映画化したほうが良かったのではないか。本で描ける分量と映画で描ける分量にはやはり大きな差があるだけに、もっと原作を削る工夫が必要だと思った。良い雰囲気を持っているだけに惜しい作品だ。
枕流さん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-24 13:13:16)
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1.序盤半分くらいなんにも起こらなさすぎてどうしようかと思ったが、最終的にはそれなりに満足した。福田麻由子の低い声が新子をより魅力的にしているのが大きい。 田舎娘は声が低い方がそれっぽい。
すべからさん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-14 16:52:31)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.33点
000.00%
100.00%
200.00%
314.17%
4312.50%
5520.83%
6625.00%
714.17%
8416.67%
9312.50%
1014.17%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人
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