21.《ネタバレ》 どう見てもダスティン・ホフマンが21歳には見えないのです・・
当時はもう30歳でしたがそれでも30歳にも見えません。
同じくらいの年で今トビー・マグワィアがいますが、彼なら大学生役は大丈夫と思う。
そういう違和感があるのもついて行けなかった要因です。
あとまだあります。
音楽が合っていない・・私はサイモン&ガーファンクルの大ファンなのですが、
この映画に合っているようで合っていないと思いました。
爽やかすぎる(爆)歌詞の内容も合っていない(ミセスロビンソンは除いて)
(この時代に青春を過ごした人が観れば合ってると思うかもしれませんが・・)
でももしリメイクするならS&Gの音楽を使ってほしいです。
ダスティン・ホフマンを嫌いというわけではないんです。
21歳にしてはふけすぎてる(当時のファッションを割り引いても)
しかし・・どこにリチャード・ドレイファスが出ていたのだろうか??
ドレイファスもふけ顔なんですが見落としてしまった・・
配役でよかったのがホフマンのお相手の親子(特に有閑マダム)
逃げる花嫁願望が特に理解できかねます。
ジュリア・ロバーツの例の映画は頭が痛くなった。
ドラマチックなのかもしれないけれども、
式は式であとで別れりゃいいのにとか思うんだなぁ・・
その場だけでも相手のことを考えましょう(って古いんだろうか)
特にメロドラマ系が嫌いな私はコミカルだったのでそれはよかったけど・・
シリアスで普通なホフマンとの違和感が成功したラブコメでしょうか。
カメラワークは賛否両論あるかもしれませんが、
こういうマニアックな撮り方は結構好きです。
古い映画も参考にしているんでしょうね。
最初のほうでミセスロビンソンのヌードのフラッシュバックが出てきますが、
あれはこの年代からしてすごい斬新です。
今でいえば「セブン」に使われていましたが、
シドニー・ルメットのかなり古い映画「質屋」ではひつこいくらい使われていました。
もしかしたら「質屋」が元祖かもしれません(ヒッチコックは裏窓しか見てないのでわからない)
少し傾いた画面は第三の男だし、クローゼットからの見せ方は十二人の怒れる男・・
ニヤニヤしながら観ていたのですが(私は特異なカメラワークだけの映画でも観るかも)