《改行表示》33.悪辣な大人たち(しかも軍というのがステレオタイプ、警察が対比して純朴というのも同様)を出し抜いて勇敢な子どもたちが解決に向かうという、ありがちなお伽噺です。 別に子供たちが解決するわけではなく、宇宙人が自力で助かるわけです。そんな力があったなら何故今まで囚われの身だったの?、という疑問を抱いてはいけないんでしょうね。お伽噺なんだから。 ヒロイン(というほどの位置付けでもありませんが)が捉われたことがいきなり判明。しかも場所まで把握。まあまあ、お伽噺ですから…。 【傲霜】さん [DVD(吹替)] 6点(2023-08-23 11:09:33) |
32.80年代風の雰囲気はとっても良かったものの、根幹となるSF部分には消化不良感が強い。ある意味作風だけでなくオチの落とし方も古め。子供たちの冒険の方がテーマ中心か。アリス役のエルファニングの演技は素晴らしかった。子役の域を超えている。この作品を2010年に作るってことに意味がある。今はCGバンバン映像くっきりでどうにも味わいっていうもんがない。昔って映画に夢があったなあをしみじみする作品。 【タッチッチ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2019-08-26 13:18:23) |
31.《ネタバレ》 JJエイブラムスなのでもう少し面白い作品を期待してしまいましたが、腑に落ちない点が多くちょっと乗りきれなかったです。アリスの父親の代わりに鉄工所で事故で死んだのが主人公の父親ではなく、母親という点が事故シーンもないため違和感があって大分混乱しました。教師が異星人を救うために事故を起こしたのも、入念に計画したわりに街の近くで行うなど雑過ぎますし、そもそも異星人にあれだけの力があったら捕獲当時の人間の科学力で押さえ込んでおくのは不可能ですね。もう少しそこら辺の設定を練り込んであればよかったと思います。悪い点は以上のような感じですが、自主製作映画を軸にストーリーを展開させていくのは良かったと思います。主人公の男の子とエル・ファニングは二人共可愛らしくていい感じでした。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-24 17:32:22) |
《改行表示》30.この映画も(も、って何だw)公開前に試写会で観ました。 事前の宣伝では「未知との遭遇やET等のかつてのSF大作の正当な後継者」みたいな宣伝が行われていてちょっとだけ期待していったのですが…内容的には残念ながらやや拍子抜けでした。 しかしこの映画、JJエイブラムが70年代にスピルバーグの影響を受けて「スーパーエイト」を使って映画を撮っていたという想いが(郷愁として)がっつり詰め込まれていて、同世代で同じようにアマチュア映画に興味があった僕なんかが観ると「わかるわかる」という独特のノスタルジー感に溢れています。 そういう意味では「モーレツ大人帝国の逆襲」などにもある意味似ている映画なのですが、ノスタルジーの内容がよりマニアックに特化されているために、一般的にはそれほど郷愁を感じる内容ではないと思います。 あくまでも70年代中盤~80年代前半にSF映画に心ときめかせながら、アマチュア映画にも興味あった世代オンリーな郷愁。 いや、それマニアックすぎるってw 「スーパーエイト」「シングルエイト」などの単語の意味が分かる人ならニヤっとしながら楽しめると思います。 【あばれて万歳】さん [試写会(字幕)] 6点(2016-11-22 12:01:41) |
29.皆さんおっしゃる通りの既視感ありまくりの子供向け作品ながら、これはアレのパクリ(オマージュ?)だなと回想しながらも、展開としては終盤まで結構楽しめたので自分もまだ「少年の心」を残しているのかなと安心?したのだが、ラストがコテコテの説教臭で「こうなっちゃうのかあ」とため息。まあ、仕方ないのかな。 |
28.《ネタバレ》 モンスターのキャラクタ設定がうまくいっていない気がしました。顔を見ても怖がらせたいのか笑わせたいのかよくわからない。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-12 23:18:48) |
27.私はスピルバーグ系列のSFにそれほど思い入れもないので、ノスタルジーに浸ることもなく単なる児童向けファンタジーと捉えた。気持ちを入れて観るには年を取り過ぎてしまった。ただ、少年達ひとりひとりの描写はなかなかキャラ立ちしていて上手いし(太っちょの監督に二枚目の傷心君、爆薬マニア君に神経質メガネ君)紅一点の女の子は女神役にぴったり。好きなことに夢中になる気持ちや初恋の瑞々しさ、それに加えて街を襲う不可思議な事件。いい大人が心をまっさらにして観るにはハードルが高いけど、小、中学生の子が「スーパーエイト観に行きたい」と言ったら安心して送り出せると思う。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-11 00:42:44) (良:1票) |
《改行表示》26.《ネタバレ》 自主映画づくりが趣味の少年たちのSF遭遇劇。 母を事故で亡くして傷の癒えない主人公の少年と、自主映画づくりに客演!?といってイイほどのウマさと美貌をそなえたヒロインの恋模様と、町で次々起る奇怪な出来事の2つの軸でハナシは進みます。 わりと恋模様のほうはイイ感じで進むのですが、奇怪な出来事の方はなかなか全容がつかめません。っちゅーかつかませてくれません。 JJエイブラムスお得意の『見せない』作戦です。確かに興味をそそられる演出ですが魅せるために創ってる映画で延々と『見せない』ってのは結構ストレスですね、わたしの場合は。しかもこの監督さんの場合さんざん引っ張っといて『ショボイ』って前科あるし。 冒頭のグーニーズ感から結構期待して観始めて、列車の事故のシーンで興奮MAX、これは凄いと思いつつ、あまりにしつこい事故シーンに、これはヤバいかもと下方修正。 以後、フラグだらけのミステリー展開に『あーダメだこりゃ』と意気消沈。 ヒロインかわいかったし、少年たちのキャラも立ってたのでもう少し期待したのになぁ。 エンドロールのゾンビ映画、ゾンビ好きにも楽した良作でした! 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-30 06:48:26) (良:1票) |
25.エイブラムスは「クローバーフィールド/HAKAISYA」のプロデューサーでもあるのに、これはまた懐古的な。 安定感があってわるくない出来ではあれど、デジャヴや師弟のベタベタが苦手な人はダメかも。 スピルバーグの過去作品が五指に余るくらい浮かぶ教科書どおりの映画、SFって「伝統芸」は似合わないのです。 クライマックスで女性コーラスがア~ア~♪とかかるのなんか「うへえ★」となっちゃうし、すべてにおいてレトロスペクティヴな世界。 冒頭の列車事故のシーンも長すぎて途中でアキてしまったし。 そりゃあスピル先生は「よしよし、よくできたね」とご満足だろうけど。 ノスタルジーにひたりたい人やこれから映画を見ようって人向きかな。 同じ80年代自主制作映画少年たちの話でも、「リトル・ランボーズ」みたく新鮮にも作れるのに。 アリス役のエル・ファニングが天使のように可愛いくて、彼女をめぐる少年たちの思いが甘ずっぱく、そこはよかったのですが。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-01 07:00:03) |
24.8ミリ映画づくりを通しての甘酸っぱい青春アクションラブドラマ。それだけでお腹いっぱいなのに、なんとこの制作者はそこに宇宙人を絡ませ、しかも敵対するだけでなく心の交流までを描こうとした。この正気と思えない試みは案の定破綻をきたしているわけだが、それでもドラマパートのクオリティで一定以上の面白さを保っている。ある意味惜しい作品。 【j-hitch】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-07-21 02:52:49) |
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23.故郷に帰りたい宇宙人。これだけ聞くと同情できるが、町を破壊し、人間食べて、姿も可愛くないんじゃ同情できません。グーニーズ的な所は良かったかな。 【真尋】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2012-01-28 10:00:30) |
《改行表示》22.シーンの繋ぎかた、カメラの動き、音楽の雰囲気、あまりに未知との遭遇に似ている、鑑賞後特典映像でエイブラムスやスタッフがスピルバーグにぞっこんな様子を見てずいぶん納得した・・・が、それってダメじゃん。 私は未知との遭遇が映画へ入口だったので、何回も観ている大好きな映画なのだが、そういう人はこの映画をどう思うのだろう、不快ではないが何故??という気持ちが私の感想だ、スピルバーグは偉大だし尊敬もする、だが模倣し全体的にレベルダウンした映画を製作することに違和感アリアリ、まして製作にスピルバーグ自身も関わっているとなると困ったものだ、これがスピルバーグ監督の作品だったら非難轟々だったと思う(スピルバーグもヤキが回ったかな?など)それをやってしまうエイブラムスってとても残念。 映画自体は鑑賞に十分堪える、ストーリーは甘いが役者も上手く技術も見応えあり、でも高評価は絶対出来ない映画。 【カーヴ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-03 17:39:24) |
21.《ネタバレ》 2度目観賞。列車事故シーンは大迫力。ラストでエイリアンと心通わす少年、展開が読めてしまうエイリアン・パニック作品。「E.T.」には遠く及ばないですな。SUPER8とはビデオカメラの事だったのか…。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-12-16 00:37:37) |
20.《ネタバレ》 主人公の少年は、まさしく監督のJ・J・エイブラムスその人なんでしょう。彼の世代は、ビデオカメラじゃなく「スーパー8」という8ミリのカメラが主流だったので、その当時の映画少年達はみんなこのスーパー8で自主映画を作っていたそうな。エイブラムスは子供のときからすでにスピルバーグとは顔なじみだったそうで、この作品も「未知との遭遇」や「E・T」をはじめとしたスピルバーグ作品の影響が色濃い。子供の頃から映画少年だったエイブラムスが、自分の尊敬する巨匠に向けて作ったある種のオマージュ作品とでもいえましょう。見どころはと言うと、やはり列車事故のシーンでしょうか。これでもかというほど派手で勢いのある列車事故シーンは、まさにエイブラムスらしさを感じる。それから、みんな素人で固めた子供達の、手あかの付いてない演技。町の人たちもみんな素人さんで、そういう芝居がかってない雰囲気が作品全体のリアルさを高めていると思う。逆に不満なところは、そもそもエイリアンが全く可愛げのない風貌で、一切の感情移入を許さない点と、「親との不仲」→「最後には和解」の流れがあまりに淡白で、まるでとってつけたみたいな紋切り型でしかない点。そのせいで、ラストの綺麗で美しい雰囲気も、前述したスピルバーグ作品と比べるとどうしても感動的に薄いなと感じてしまう。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-15 21:13:35) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 子供の頃に観ていたらもっと素直に楽しめただろう。自分はスピルバーグの『E.T.』よりも、スティーヴン・キングの『IT』を思い出した。ジュブナイルSFとしてはそれなりに面白いが、皆さん仰っているように、エイリアンに感情移入できないというのがそもそも問題(←人を喰うなよ!)。エンドロールのゾンビ映画がいちばん面白かったというのは何とも皮肉。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 6点(2011-12-05 21:54:44) |
《改行表示》18.《ネタバレ》 見終わってジワジワ思い起こされるのは「E.T」ってスゴかったんだな…という変な感想。 LOSTにハマった私としては、JJ作品を褒めたい所だけど、これはちょっと…。 中学生の時に観た「E.T」は、保護した宇宙人が謎めいていて適度に弱弱しく、 そして瞳が美しい絶妙な「誰か」だった。だから「少年たち、大人に負けず、 なんとか助けてあげて!」と感情移入がしやすかった。助けを求める通信機ぐらい、 この人なら作れそう…そんな自然な印象だった。でも、こちらはデカい土蜘蛛。 触れ合うと気持ちが通じる?、でも人喰っちゃうよ?。穴掘って暮らすモンスター、 でも科学知識有りそう…?。捕らえた人間を後で喰う…エイリアンか?。 最終的には、不思議な力で金属集めてロケット作成!。なんじゃそりゃ。 今まで、よく捕獲していられたな…。いろいろ微妙なモンスターだったけど、 母の形見と別れる最後のシーンは、素晴らしかった。磁力でフタが開くタイミング最高。 圧縮された給水塔から水が散る様子も美しかった。でも、どうしても頭に浮かぶんだよね。 「LOSTの感動シーンと音楽が似てるな」…と思ったら、やっぱり同じ人だった。 エル・ファニング素晴らしい。彼女に救われた作品…かな。 【じょるる】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-03 20:51:51) |
【Junker】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-27 23:13:51) |
16.《ネタバレ》 スピルバーグとエイブラムズという新旧エンタメ作家の共作という雰囲気で、TVドラマ『LOST』のスリルとサスペンスのなかに『ET』の子どもたちを放り込んだという感じでした。とくに最初の列車脱線シーンは、『LOST』の墜落シーンを思わせる見事なスペクタクルでした。宇宙人が思ったより凶暴でびっくりしましたが、それは80年代と現代と比べて「他者」というものの持っている意味がすっかり変わってしまったということでもあるかもしれません。9.11以降のあれこれを考えれば、恐ろしい存在のエイリアンだからこそ、そのエイリアンと心を通わせることの意味というかメッセージ性はとてつもなくストレートなわけです。これは『ET』とは似て異なる、現代的なメッセージを反映した映画だといえます。ただ、それでも、やはり2人の映画作家の世界がうまく共存しているとは言い難く、スピルバーグで育った自分にとっても、あまりにもスピルバーグ映画へのオマージュを詰め込みすぎの印象でした。もっとエイブラムズの色というか、「2010年代のSFはこういうものなんだ、すごいだろ」というところを、見せてほしかったなあと思いました。 【ころりさん】さん [映画館(吹替)] 6点(2011-09-05 13:59:32) |
15.《ネタバレ》 宇宙へ帰れない可哀想な宇宙人なのに、姿はデカくてグロくて人間を食べちゃうから同情しにくい。劇中で主人公の少年達が8mmフィルムで自主制作していた短編映画の完成形がエンディングで流れてオマケ映像的な役割をしているが、こっちのほうが面白くて『本末転倒』になっているような気がする。 【がーぷ】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-09-04 11:53:00) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 一言で表現すると「微笑ましい映画」。 1966年生まれ、私と一つ違いの監督が今に至るまでに得た経験・思いが良くも悪くも全編に散りばめられている。 この監督さん、本当に映画が好きなのだろう。 映像化したい場面が普段から頭の中に沢山詰まっていて、それを本作で一気に表現した感じがする。 なので、他レビュアーの皆様ご指摘の通り、どこかで観た事が有る様な場面ばかりになってしまったのかも。 いずれにしても、"Boy meets Girl"の王道ストーリーも含め、何だかとても微笑ましい作品。 小学校高学年~中学生位の、ちょっと「ヲタク」が入ってる息子さんをお持ちの家族の皆様に強くお薦めいたします。 アリス役のエル・ファニングは逸材。お姉さんとは異なるキャラで将来に期待大。 それと主人公の部屋のポスター類が良かったので+1点して6点です。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-07-24 15:23:06) |