2.《ネタバレ》 妻投稿■感想は前作と一緒。つまり何でアクションは素晴らしいのにいちいち無駄に主要キャラクターを殺して悲劇性をあらわにするのだああという事。こういう映画にはヒーローを際立たせるサイドストーリーが必要なんだけど、その際立たせ方が相変わらず下手くそ。別に高尚で無駄に練られたものじゃなくていい。でも、アクションシーンで「うおおおおお、いてもうたれええ」という高揚感が湧かない「ここで敵に勝っても何もいいことないな」という鬱展開はそろそろどうにかした方がいいと思う。私はもうタイ映画のアクションシーンはストーリーをリセットして見ることにしている。これはエンターテイメントとしては失格なんだと思う。■とはいうものの、この映画のラスボスとの戦いははっきり言って、酔拳2やサイクロンZ、A計画に匹敵する小細工も引用もない全く新しいタイプのハイクオリティバトルとして歴史に残ると思う(だから、「それだけ」の映画になったことが余計に悔しい)。ジージャーは凄いかわいいお姉さんになったんだけど、あの敵と戦う間の踊りはヒップホップと言うより、同国で作られた某巨大ヒーロー兄弟の特撮映画に出てきた「例のあの白い悪魔」のサル踊りにしか見えん。