9.《ネタバレ》 平凡な日常よりも、華やかで刺激のある生活に憧れる。若い時分には多かれ少なかれ、誰だって思い描いたはず。でもやがて、遠い幸せよりも近い幸せに価値観を見出していく。それを自然とできる人とできない人がいる。この主人公はまさに後者だ。だけど彼女は過去の自分と向き合い、知り、感じ、捨てるでも共存するでもなく、新たな自分を探すことにした。人間そう簡単に変われるもんではないけれども、まずそう思うことが大事。その1歩が、愛犬に優しくするというのが無理がなくてよかった。それにしてもシャーリーズ・セロン、恐るべき!です。はい。 |
《改行表示》8.《ネタバレ》 私も25年ぶりぐらいで中学の同級会に参加したのだが、やはり、当時綺麗だった女性は40になっても綺麗にしていた。それでも、正直既婚で40歳をすぎると、40歳の綺麗なおばさんより、30歳で普通くらいの方が魅力を感じてしまう。というわけで、特にドキドキもない同級会だった。 何がいいたいかというと、40歳の未婚者の魅力は40歳の未婚者じゃないと感じない。なんで、セロンとオタクはお似合いだと思った。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-02-05 15:32:45) |
7.《ネタバレ》 ずっと学園のアイドル的存在で綺麗だ綺麗だ、って言われてた人が歳とって相応になって。でも過去の栄光があるから「まだいける、まだいける」と自分では思って、なんとなく向上心もないまま生きていく。でもそのうち、あれれ?周りの人みんな結婚して子供うまれて幸せそう。私ってイケてる女じゃなかったっけ…?それなのに、一人ぼっちで不幸せ・・・。世の中にもこういう女の人たくさんいそう。案外美女よりも、フツーのルックスの女の人のほうが幸せになっているっていうのもあるのかもしれないなあ。美女はプライドも高いですしね。(きっと若いうちはそれでもいい!)だから主人公が学園でいじめられていた全然かっこよくない男性と結ばれた(ワンナイトだろうけど)、っていうあのラストの描写は過去の「高飛車」で「学園ナンバーワン」だった今までの自分との決別という意味なのでしょうね。でもまあ、ちょっとありえないだろ、と思ったけどね。やっぱりシャーリーズセロンが美しすぎるせいでしょうね。あんなに綺麗でひとりぼっちのわけない。と言い出したら映画をまるごと否定してしまうことになっちゃうのでやめておきます。だって、ぼろぼろのアルコール中毒でも美しいんですもの。あ、あとポメラニアンが可愛すぎて癒されました。 【ギニュー隊長★】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-10-14 12:37:21) |
《改行表示》6.もっと軽いタッチのコメディだと思って見始めたのですが、思っていた以上にシリアスなドラマでした。 勿論いい思い出や懐かしい思い出もあるけど、多かれ少なかれ青春時代のトラウマのようなものってあるんじゃないのかな。それが後の人生に与える影響。僕もドがつくほどの田舎町の出身。そんな田舎が厭で都会に出てきた。若い頃は故郷に帰ると、故郷に残った友達に仕事のことや都会の暮らしを思いっきりカッコつけて着飾って話していたっけ…。 僕とシャーリーズ演じるメイビスは全然違うけど、分らなくもない。シャーリーズのかなりイタイ演技は素晴らしかった。本作は彼女にこれといった解決策を見出している訳じゃないけど、それでも生きていかなくちゃいけない。ジェイソン・ライトマンは「マイレージ・マイライフ」といい、本作といい、まだまだ人生これからだけど、もうそんなに若いわけじゃない。そんな人間ドラマを独特の切り口で見せる監督さんですね。ちょっと考えさせられるドラマでした。そんな僕もいまだに実年齢に精神年齢が追い付いていないと思う今日この頃です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-28 21:12:22) (良:2票) |
5.結局何も変わらないで、また都会に戻ると・・・。じゃぁこの作品は、何を言いたいの?と多くの人が思うのではないかと。エンディング、着地点をミスしてると思います。かなりイタイ話で見ているこっちの方が先送りしたい場面がいくつもありました。それでもこれをシャーリさまがやると、いかにもありそうな話で、普段着もやっぱりハマっています。ちょこっとキャメロンディアズ路線やりましたみたいな。シャーリー様はミニミニ作戦のころが光ってたな。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-07 18:50:39) |
4.定番の流れなら反省して最後に違う幸せを見つけそうなもんだが、かつての自分のような考え方を持つ妹に説かれ、あっというまに元通り。そもそもその兄とベッドを共にした翌朝のシーンは、最初の方のシーンと全く同じ構図。観客はそこで違うものを想像する。例えばベッドから抜けずに寝ている彼を優しく抱擁するとか、また幸せそうに眠りにつくとか。しかし彼女は全く同じようにベッドから抜け、着替え、妹の居るリビングへ行く。そして説き伏せられもとの自分に戻るのだ。つまりベッドを抜けた時点で元の自分のままでいることが暗示されている。車と同じように、へこんだまま走り続けるのだ。そこが定番の映画と一味違う脚本のよさだろう。佳作。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-02-26 23:29:02) |
《改行表示》3.《ネタバレ》 彼女のプライドの拠りどころは、自分の容姿と都市部で働いていること。前者は経年劣化する相対的な価値で、後者は引っ越すだけで誰でも入手可能。つまり、期限付きで極めて狭いエリアに対してだけ有効なプライドです。彼女はそのプライドを意地でも貫こうとします。おそらく、本人もその愚かさを少しは自覚しているはずです。 本作の大半は、虚栄とも言える彼女のスタンスをこき下ろし続けます。徹底的にイタイ負け犬女の遠吠えです。でも、彼女が尻込みして終わらないところがテーマだと思います。見栄であれ虚栄であれ、それが彼女のパワーの根源になっているからです。 幼少から思春期を生れた土地で過ごした後、そこを離れて都市部で働く人は多い。彼らにとっては、都市部で働くこと自体が成功の記号のひとつなのです。それは自己満足以外の何物でもないけれど、自分の中の価値を追求することは人生の意義でもある。そんな気分を本作は代弁していると思います。 原題は「成熟しきれない大人」という意味でしょう。成熟しきれない。結構じゃないですか。それが貪欲へ前へ進む動機とパワーの源になるなら、成熟なんて糞くらえだと思います。私はかなりいい歳ですが、ヤングアダルトでいたいと思っています。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-31 22:14:55) |
2.《ネタバレ》 ワリと期待してみたものの、やや肩透かし。シャーリズ・セロンがダレててもキレイだったのが救いか。こんなに魅力的な女性なのに元彼があまり動揺しないのはわからなかった。そこを描くと題材が増えてブレたのかもしれないが深みが増して話に入り込めた気がする。とーいうのは自分が男性だから思うのだろうか。やや残念。 【reitengo】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-01-25 00:48:04) |
1.《ネタバレ》 見ていて?がちょこちょこ浮かんだが、結局シャーリーズ・セロンの美貌でかき消された。シリアスとのコメディ、どちらにとって良いのかよくわからず、実際中途半端なものであったと思う。単純なラブコメを期待しているとがっかりするとおもう。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-09 00:19:09) |