7.冒頭に示される結末に至る過程。じりじりと衰えて行く誇り高いアンヌ、じわじわと追い詰められて行く慈愛深いジョルジュと演ずるすっかり老いてしまったジャン・ルイ・トランティニャン。直視が辛く苦しい思いに耐えに耐えながらの鑑賞でした。この夫婦にしてこの結末に「介護は他人に、愛情は家族が」を痛感させられる作品。 |
6.《ネタバレ》 冒頭からの長回しの連発に顕著に象徴される、じわじわとしみ出てくる生活感、その丁寧さと堅実さ。だからこそその先の見えない描写が、登場人物と一体となったスリリングな不安をかき立てるのだが、中盤はちょっと弛緩気味だったかな。それでも、クライマックスから着地に至るまでの緊迫感は格別です。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-02-20 21:57:11) |
《改行表示》5.すこし退屈に感じてしまった。 あと30年後にみたらもっと違った印象を持つと思う。 |
4.テーマとしては凡庸(これはやはり特殊日本的な事情なんだろうか)だが、良質のドラマ。ハネケらしい不気味さというか、ぎこちなさ、居心地の悪さが随所に感じられて非常に「らしい」映画になっている。よく言えば円熟味を増してきたというところか。ハトや執拗なまでのドアの描写は非常に巧みだが、やはりテーマ、その切り口に凡庸さを感じざるを得ない。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-08-19 22:51:46) |
3.《ネタバレ》 谷より海よりも深い夫婦愛。右半身が麻痺し車イス生活になり、やがて認知力が弱まり寝たきりになる妻を夫が献身的に介護。静かで重苦しい空気の中で在宅介護生活をありのままに映し出します。目を覆うような痛ましい介護シーンも。介護に疲れ妻への愛を失った夫は最後の最後でついに…。超高齢化へと突き進む日本社会の実情を投影したような重いラブストーリー。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-23 23:04:33) |
2.なんとも、面白いとか面白くないとか、良いとか悪いとかで話づらい映画だなあと思いました。個人的に印象的だったのは冒頭の劇場のシーン、客席に座る人々を長回しで見せるところです。状況的にはお客さんがコンサートを聞いてる状態です。しかし映画を見ている自分は、なんだか舞台に立ち、主役として観客に観られているような気分になりました。「この映画は、遅かれ早かれ、あなたが主役として経験することですよ」と言われているような気分になりました。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-23 12:28:38) |
《改行表示》1.前半は思い切り退屈な作りです。一応便宜上点数つけたんだけど非常につけづらい映画です。 ただもうちょっと夫婦が壊れて行く様を大げさにしてもよかったような。 【とま】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-17 09:56:54) |