17.《ネタバレ》 『虹を掴む男』のリメイクかと思ったら全然違うストーリーでした。もうこれは完全に紙媒体のLIFE紙の廃刊という実際の出来事をネタにした脚本で、ウェブ版に移行する際の社内リストラがけっこう赤裸々に描かれていて、買収先の企業が良く許容したなというレベルです。『朝日ジャーナル』や『週刊朝日』の休刊の内部事情をえげつなく映画化することを朝日新聞が大目に見るなんて、日本じゃ到底考えられないことです。前半のベン・スティラーの妄想は確かに派手にCGを使っているので判りやすいのですが、ショーンを追いかけてグリーンランドなどで冒険するところは妄想に入るところが曖昧で、自分は観終わるまであの冒険はスティラーのファンタジーとしての実際の活動だと思ってましたよ、まあ映画なんだからそれもアリでしょう。冒頭から“ショーンを捜して”というストーリー展開なので「ショーンって誰なんだろう?」という興味を否が応でも観客に持たせてくれますが、それがショーン・ペンだと明かされるところでは「なんだ、そのまんまじゃん」と苦笑してしまいました。とは言っても冒険パートでの雄大なロケ映像の数々、これだけでもこの映画を観る価値はアリでしょう。まだまだ元気そうなシャーリー・マクレーンを観れたのも、嬉しかったです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-01-19 22:26:13) |
《改行表示》16.《ネタバレ》 センチメンタルな映画だなと感じました。ベン・スティラーの映画は決して多くは観てないんですが、おセンチな部分て必ずあるように思います。ライフ誌の表紙に載るってことはステータスのひとつだったと思うし、それが廃刊になるっていうのは一部のアメリカ人には寂しいことだろうな。 ライフ誌でネガを管理してる妄想癖のあるウォルターが1枚のネガのために写真家を追い、世界へ飛び出す。 妄想からリアルへ、しかしどれもリアルとは言えないんですよね。映画ならではの世界旅行なんです。 ここがちょっとね、「ああ、映画の世界だな」なんです。 そして結局ネガはそこかいっていうオチなんだけど、これをどう捉えていいのか困ったところです。 25番のネガに誰が何が写っているのか、みかんケーキでだいたい見当ついちゃったんだけどね。 でもストーリーやスタンスは好きですよ、データ保存ではなく1枚のネガっていうのがなんかいい。 妄想癖のあるシャイなウォルターの表情とかベン・スティラーはやっぱり上手いですね、特に間が素晴らしい。絶妙だと思います。シャーリー・マクレーンはこれでもかってくらい控え目でこれもちょっと意外でした。 グリーンランドでカラオケで歌ってるのがヒューマン・リーグだったのがいちばん可笑しかったです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-02 15:02:55) (良:1票) |
《改行表示》15.吹き替え版で見たのですが、岡村の吹き替えがそれほど違和感なく楽しめました。 この手のロードムービー的なものが好きな人には面白いと思います。 【シネマファン55号】さん [インターネット(吹替)] 6点(2019-12-17 15:16:29) |
14.《ネタバレ》 野暮な主人公が、空想癖もあいまって世界を奔走します。話に入り込めなかった。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-04-24 12:07:56) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 ここの高評価のレビュー読んで、絶対自分好みの映画だと勝手に楽しみにしていたのですが期待はずれでした。 キーワードであるライフ誌の社訓がこの映画から感じ取れませんでした。主人公のやっていることがそこまでぶっ飛んでないですし、大きな世界を見せたいのかもしれませんがスケールが小さく見えてしまったのが良くなかったのか。話は嫌いじゃないんですがイマイチハマれませんでした。 【CBパークビュー】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-18 12:52:14) |
《改行表示》12.音楽がいい。各地の風景も、その撮り方も美しい。で、音楽を聴きたいばかりにYoutubeで予告編などを見返すと、けっこう練られたストーリーで、オチもなかなか決まっていたことに気づきました。 が、本編そのものはどうもまどろっこしいというか、間が悪いというか、あまり惹き込まれません。2時間がかなり長く感じられます。なぜなんでしょう。 まったく余談ですが、NHK-BSの「グレートトラバース」のテーマに、この作品のサントラが使われていた気がします。たしかに映像的にも似ているといえば似ています。長過ぎるエンドロールを見ながら、本編の余韻に浸るより、NHKのセンスの良さにあらためて感服してしまいました。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-01 00:26:07) |
11.《ネタバレ》 あの表紙にする事を最終決定したのは買収元であるヒゲの再編担当。ハッキリってあの表紙じゃ、インパクトはないし大衆ウケはしないし売れないでしょう。表紙は自由に選べるのになぜ彼はあの表紙にしたのか?命令があれば人は何でもできる。戦争で人殺しもできる。ヒゲ男は彼なりに真面目に仕事をしてきて再編担当に抜擢されたんでしょう。写真整理とは立場が違うだけです。よって「(たとえ命令があっても)嫌な奴になるな」が人生の真髄であり、「相手を尊重しろ」というのが鑑賞者へのメッセージではないのかと。「世界を見よう。お互いを知ろう。それが人生の目的だから。」ラストの表紙が両者の和解の象徴である事を物語っている。世界を見ように重点を置いてしまい、お互いを知ろうが少々弱かったのと、結構深いメッセージがある割には、チャラケちゃったのがマイナスかな。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-02-24 13:58:08) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 酔っ払いが操縦するヘリに乗ったり、海に飛び込んでサメと格闘したり、火山に突っ込んだり。。。こんなことをするくらいなら今のままで十分です。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-02-07 11:17:05) |
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9.《ネタバレ》 結構わくわくしました。最近のこの手のダメな人頑張る系コメディは何も解決しない残念なラストが多いが、これは一応のハッピーエンドで後味も良く。昔の映画のリメイクだったんですね。温故知新。 【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-06-26 14:16:06) |
8.《ネタバレ》 可もなく不可もなくといった印象だが、予想より面白かった。主人公が空想するシーンは、空想と割り切って見ればよくできていると思う。空想癖があるという設定なので、重要なシーンだというのはわかるのだが、なければないで面白いドラマになるような気もする。 【lalala】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-02-23 21:07:01) |
7.《ネタバレ》 一番良かったシーンは、やっぱりデヴィッド・ボウイの名曲シーンかな。使い方が巧いなぁって。くだらない妄想の度にクスッと笑かしてくれる。ショーン・ペンはちょい役だけど、良い役柄でしたね。ある種の達観者みたいな。ライフ紙の表紙になる写真が明らかになったときも、いゃぁ巧いなと思いましたね。単に「新しいことにチャレンジしよう」的な映画なのかと思いきや、いけ好かない経営者に対するラストの台詞や表紙でもわかる通り、これまで地道にやってきた、彼のような普段は日の当たらない人たちに対する賛美みたいな、そういうメッセージが込められてるのね。字幕でみたので吹き替えの出来は知りません。6点献上。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-08-23 20:22:55) |
6.《ネタバレ》 紙のメディアにつとめている自分には切実なテーマ。ネットが普及して情報がタダになったが、今は二時使用だから成立しているだけで、無料ネットニュースだけではどう考えても成立しない。みんなそれに薄々気がついているがネットの時代だからと思考停止をしているだけ。250円の牛丼もいつまでも続かないはず。早々に舵を切らないと日本が大変なことになる気がする今日この頃です。と、映画評から若干離れてすみません。映画としてはもう少々メリハリがある展開があっても良かったかなと思いました。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-08-02 00:07:44) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 グリーンランドの荒海、アイスランドの火山、ヒマラヤのユキヒョウなど、CG処理とはいえ素晴らしい映像は見応えあり。ただもうひとつはじけ方が足りない。せっかく白昼夢という手法を取り入れたのなら、もっと何でもありの表現が可能だったのではと物足りなさを感じた。酷評されてるナイナイ岡村の吹き替えは、脱力系関西弁が意外にはまってたと思うのだが。けど母親と妹も関西弁でないとおかしいやん。 【Q兵衛】さん [映画館(吹替)] 6点(2014-04-07 09:47:43) |
4.《ネタバレ》 約5ヶ月ぶり2度目観賞。「虹をつかむ男」に基づいたハートウォーミングストーリー。出版社写真管理部勤務の空想癖あるさえない男が一枚の写真ネガを巡って大冒険。ヘリから船へダイブ、火山に向かってゴー、ヒマラヤ山岳でのキセキの出会い…ファンタスティックな出来事の連続でマジか空想かわからなくなっていましたね。乾いた雪山の似合う男、ゲスト出演のショーン・ペンがいい味出してたと思います。前半のかったるい展開から一転、自信を得て力の込もった発言をし前向きになった男を見て爽快感を受けました。これは生きてる間に自分を変えた人のお話です。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-04-06 22:40:34) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 これは予告の作り方が上手過ぎて期待し過ぎたパターンかな。後半主人公が旅するパートはもっと爽快感溢れるものに出来た様な気がします。それには前半の『タメ』が必要不可欠。モヤモヤ感が足りてない。もっとダメダメでいい。中盤主人公は突然旅に出ますが、ここも弱い。せっかくめちゃめちゃ良いキャラしているお母さんがいるんだからここは上手く使ってほしかった。あれだけ苦労して探し回ったショーン・ペンとの絡みもあっさり。一緒にユキヒョウ見てサッカーするだけかい。ベン・スティラーはハマり役(もしくはスティーブ・カレルでも良かったかも)だと思います。ラストは綺麗で良かったです。 |
《改行表示》2.《ネタバレ》 そう、妄想はしょせん妄想。実際に動かなくては何も始まりません。 だけど、映画ってものも全ては光と影と音の作り出す幻影。そこに「リアル」は存在しません(「リアリティ」とか「リアリズム」とかでなくてね)。もしその場に「リアル」があるとすれば、それは映画館という空間のスクリーンという名の白い(あるいは銀色の)幕であり、スピーカーであるわけです。 妄想から抜け出し一歩踏み出す男の物語が存在する場所は(大勢の)誰かの妄想や空想によって創造された映像の中。 登場人物の体験ももちろん実際の体験ではありませんし、何度も繰り返したり、スタントマンが代わりに演じる事で創造された生なわけです。 妄想の映像がVFXを多用する事によって描かれているのに比べて、旅をする映像は実際に撮られた、自然溢れるダイナミックな映像が多く存在しています。でも、どちらも絵に描いた餅である事に変わりはありません。 この入子細工な作品が、その構造をシニカルに笑ってみせてくれれば、それはそれで楽しかったかもしれませんが、やっと辿り着いた写真家の言葉とか、ナンバー25の写真の実際の中身とか、親切に喋り過ぎな感じがあって。 映画に影響されて行動をして、もしその通りの結果が出なかったとしても、映画は責任を取ってくれはしません。 努力しただけの結果が出るとは限りませんし、誰からも評価されない可能性も(多分に)あります。むしろ人生は不条理の連続で、期待したほどの結果が出る可能性はとても低いものです。 映画はしょせん映画なのですから、本当の意味でのリアルを大切にしないと結局はちっともリアルを生きていないって結果に繋がりかねません。そこ大切。 これもまたよく出来た「おとぎ話」なのです。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-03-25 20:40:33) |
1.《ネタバレ》 米ライフ誌を舞台にしてるだけあって、冒頭から”画的”にとっても、グラフィカル!アーティフィカル!フォトグラフィカル!で、とっても心地よいのでした。しかし!主人公の夢見がちな性格の”夢”の描写はほとんど、面白くなく(ホンマに!)そして、そのうち現実なのか、夢想なのかわからなく、もう、どっちでもいいよ!という印象。なので、その結果、とっても残念なのが、この作品のラストのクライマックスであり、最も重要なネックである”No25のフィルム”の結末が、観客としては、ホントなの?夢なの?という印象になってしまい、感動が薄れ、とっても残念なのでした。でも、わたしはライフとかナショナルジオとかディスカバリーとか大好きニンゲンなので、なかなか気持ちよかったです。でも、もっともっと気持良く、創ってほしかった。最後、主人公がフィルムを届け、会社の若造に言った言葉がとっても、印象に残ります。自分勝手な人生をいきているぼくですが、”いい奴で生きる”ってのは、できるならば、今後の人生、目標にしたいなあ。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-03-20 23:49:07) (良:1票) |