12.《ネタバレ》 一見ありふれた横領事件にも特別な背景がありましたという話。なるほど、あの手癖は犯人のパーソナリティーに根差したものと分かりましたが、感情を揺さぶるものではない。梅澤さんは終始自分の都合だけで動き、お金を盗んだ相手に罪の意識を抱く風もない。これはサイコパスの物語ですよね。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2023-10-08 14:14:04) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 平凡で地味ながらも転落していく銀行員を宮沢りえが見事に演じているし、 何よりやはり小林聡美さんの巧さが際立ってましたね。素晴らしい女優。 彼のためにってのがあったのかもしれんけど、最初はちょっとした手付けが最終的には数千万て金額になっちゃう。 顧客のお金に手をつける行員のニュースは定期的にありますよね。 それぞれ事情は違うのかもしれませんが、そういう人たちの背景を少しだけ考えるきっかけにはなりました。 終盤の唐突な疾走劇はちょっと面食らいました。 それと、イケナイ事をしてる時になり出すダンスミュージックみたいなBGMはベタすぎてなんだかダサいです。 付随音楽のセンスはもう少し考えて欲しかったです。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-04 18:06:24) (良:1票) |
10.顧客の孫とラブホに行く流れが唐突で物語りにすんなり入り込めない。世間が忘れたころに繰り返される銀行員の横領事件を、少女時代の善意の施しに絡めるのにも違和感あり。「八日目の蝉」のように自己中犯罪者に心を動かされることもあるけど、このヒロインは動機が不純でイマイチ響かない。宮沢りえの演技はナイスでした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-12-24 00:14:19) |
9.大島優子や小林聡美が演じる同僚の言動が、いいアクセントになっている。生い立ちや夫婦間をもう少し描いてもらえれば、ラストの爽快感も共感が得られるのかな。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-12-20 00:05:21) |
8.《ネタバレ》 そんなにカッコイイとは思えない(失礼)彼とあんな関係になる理由がイマイチ分からないね~。でも、一線を越えた瞬間からの転落っぷりは、緊張感を含みつつある意味予想通りで、あ~やっぱこうなっちゃうんだ~でしたね。この映画ではキャスティングが素晴らしい。さえないボンクラ大学生・ご主人・銀行上司・お局様・窓口若手などなど的確な人選が光る、そのなかでも宮沢りえの美人オーラ半端ね~、実物見たら吐血級なんだろーなーww。そんな彼女の素晴らしさにプラス2点 【Kaname】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-08-30 06:38:58) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 だらしない女の話。 なーのに雰囲気出しちゃって。。。 池松さんにしても最初からカネ狙いなのかなんなのか。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-06-23 05:42:17) |
|
6.お金の返済のことで重たい空気になり、池松壮亮くんが明日からアルバイト探してなんとかするから、と言った後、神がかった演技をした宮沢りえ。さすが、最優秀主演女優賞を掴んだだけのことはある!素晴らしい!そして小林聡美の、お金で自由にはなれない。仰る通りで・・・(^_^;) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 はじめはちょっとした、戻れると思っていた道が、ドンドン勢いがついてしまって、それに伴う旨味も味わって、引き返せなくなっちゃう事ってよくある事。そう、ありがち。 そこんトコロはすごくよく分かるんだけど、その理由を問いただされた時に宮沢りえが語った「偽物だから」というのがよく理解できない。 まあ、登場人物の主張が理解できないと言って、作品の評価を下げるのは、違うと思うが。確かに、最後のガラス窓を飛び越えた彼女の美しく晴れやかな走りっぷりは、それ自体何らかの主張を持った表現なのかもしれない。自分は「一緒に行かない?」と言われて行けなかった小林聡美と同じ種類の人間なのだろう。 一緒に行ける人は、また違う人生を生きられる人なのかもしれない。ある意味、羨ましい気もする。 子供の頃の、恵まれない子への寄付事件については、その「偽物」っぽさはわかるんだが。行為そのものはいかがわしい偽物でも、その気持はホントウという事なんだろうか。 宮沢りえがどんどんキレイになってゆく様とあの走りっぷりで、そんな事を表現されていたのだろうか。 【Tolbie】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-12-22 17:07:06) |
4.《ネタバレ》 美しさが消え行く寸前の女が若い男に手を出して破滅するという話。宮沢りえは素晴らしかったですね。儚い。大島優子もいい味出してたし、面白いと思いますよ。ただ、ただですよ!どうしても納得出来ないのはラスト。カンボジアだかタイだかわかりませんけど、なぜどうでもいい伏線を回収するんでしょう。宮沢りえの清々しさすらある逃走シーンは偽物の自由を求め破滅した人間の最後の輝きではなかったのか?とんでもないスケールの横領をしでかしたのですから、警察に捕まればそうそう出て来られない。でも、あのシーンの宮沢りえは若かったじゃないですか。1995年の梨花じゃないですか。ありえん、ありえんぞ。観客を突き放したラストが大好きな吉田大八の作家性がオチをメチャクチャにしてしまった。もったいねー。 【カニばさみ】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-12-12 19:09:45) |
3.多額の預金を横領するという事件については同じでも、夫の存在が薄くなって隅より子、相川恵子という映画独自のキャストが登場することによって、原作とは別の「紙の月」になったと思う。決して悪いという意味ではなく、小説は小説、映画は映画の良さがあり、物語性よりサスペンス性を重視したとも言えるし、ガラスを割るシーンにはびっくりと言うほかない。ただ表面的な動機はわかるような気はするが、監督の意図する爽やかに破滅するヒロインには着いていけなかった。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-11-25 18:34:02) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 主人公が踏み外してしまうまでの描写が弱いように感じます。少女時代の募金話が彼女の現在にどう影響したのかがリンクしないまま終わってしまいました。最後に少年と会えたのは良かったですけどね。夫も鈍感だけど優しさは持っているいい人なんですしね。 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-11-20 17:53:15) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 桐島が良かったので見に行ったけど疲れる内容で何度か途中抜け出したくなった。 こういう主人公に共感できない話は見てても楽しめないですね。 話も進まないからグダグダでした。 ラストは良かった。 結局ケジメはつけないのか行くべきところへ行くのか気になります。 【Dry-man】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-11-17 00:00:43) |