ミッシング・ポイントのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ミ行
 > ミッシング・ポイントの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ミッシング・ポイント

[ミッシングポイント]
The Reluctant Fundamentalist
2012年上映時間:130分
平均点:5.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
アクションドラマ戦争もの政治もの小説の映画化
新規登録(2015-01-27)【かたゆき】さん
タイトル情報更新(2016-12-08)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ミーラー・ナーイル
キャストリズ・アーメッド(男優)チャンゲス・カーン
リーヴ・シュレイバー(男優)ボビー・リンカーン
ケイト・ハドソン(女優)エリカ
キーファー・サザーランド(男優)ジム・クロス
オム・プリ(男優)チャンゲスの父 アーブ
マーティン・ドノヴァン〔男優〕(男優)CIA捜査官 ラドロー・クーパー
アディル・フセイン(男優)ムスタファ・ファジル
東地宏樹ボビー・リンカーン(日本語吹き替え版)
小山力也ジム・クロス(日本語吹き替え版)
安藤麻吹エリカ(日本語吹き替え版)
音楽マイケル・アンドリュース〔音楽〕
撮影デクラン・クイン
美術マイケル・カーリン〔美術〕(プロダクション・デザイン)
ジャネット・スコット(セット装飾)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(6点検索)】[全部]

別のページへ(6点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.《ネタバレ》 2011年、パキスタン。大学の講師をしていたアメリカ人がイスラム過激派とみられる組織に誘拐される事件が発生。現地で、すぐに捜査を開始したCIAだったが、その捜査線上に上がってきたのは、同じ大学で過激な講義を繰り返してきたチャンゲスという男だった。過激派との繋がりも疑われる彼に、ジャーナリストを装って近付くCIA職員、ボビー。なんとかチャンゲスと接触することに成功するのだったが、彼の口から語られたのは今からでは考えられないような予想外の彼の過去だった――。物語は、そんなイスラム原理主義思想にどっぷりと浸りきった現代のチャンゲスと、10年前、彼がまだエリート金融マンとしてアメリカの大企業でめきめきと頭角を現していた若き日の彼の姿を交互に描き出してゆきます。優秀な上司に見出され(K・サザーランドがそんな利益至上主義者である上司役を好演しています)、ニューヨークの高層ビルの一室で冷徹な資本の論理を駆使して弱者を切り捨てていくエリートサラリーマンだったチャンゲスが、如何にしてイスラム過激派となってしまったのかをスリリングに炙りだすそのストーリーテリングの巧みさはなかなか秀逸。白人の美しい恋人にも恵まれ、将来を約束されていた彼が911というアメリカ社会のあり様を根底から変えてしまった衝撃的な事件と出会うことで、それまで敢えて目を背けていただろう現実と向き合わざるを得なくなってしまいます。それでもチャンゲスは、アメリカという自由社会に必死に踏み止まろうとするのですが、やがて何もかも捨ててまでイスラム原理主義思想に染まっていく過程を丁寧に描き出すことで、アメリカの利益原理主義とも呼ぶべき風潮と果たしてどちらが間違っているのか、どちらも弱者を食い物にするという点でさして変わらないのではないかという、根源的な問題を鋭く問うそのテーマ性はなかなか深い。ただ、チャンゲスがその思想を根底から変えてしまう肝心の理由が観ていて拍子抜けするくらい、エピソードとして弱かったのが残念ではありましたけれど。それでも、濃厚な政治ドラマとしてなかなか良く出来ていたと思います。最近の「イスラム国」を初めとする中東の混迷ぶりを見ていると、欧米社会とイスラム社会はもう永遠に理解しあうことは出来ないのではないか。そんな疑問を呈しながらも、チャンゲスが最後に取った行動に僕は微かな希望を見出さずにはいられません。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-28 21:45:27)(良:1票)
別のページへ(6点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4133.33%
5133.33%
6133.33%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS