2.《ネタバレ》 冒頭からしばらく、あまりにも退屈な話がだらだらと続くので見るのをやめようかと思ったら、近所のご夫婦(実は旦那が悪い奴代表)が挨拶にきてから急に話が進み始めた。(やっぱりつかみは大切だ。)
しかし、この家の地縛霊的なやつの設定が甘く中途半端であるため、こいつらの地雷が何なのかがまったく分からない。
生贄が欲しいという単純なものでもなさそうだし、我が家に侵入した人間は皆殺しにするでもなさそうだし、積年の恨みで町の住人に復讐するでもなさそうだし。。。
その家に越してきた住人達は殺さないけど、その家から命からがら逃げ出した友人の女の車を追いかけてまで殺すほどに執念深いし(車の後部座席に乗ってた時点でもう地縛霊ではないな・・・)。。。
こんな感じで地縛霊的なやつの設定が曖昧なので、町の住民も自分たちには危害は及ばないと勘違いして暴挙に出てしまう。
それが、30年ごとに生贄を捧げないといけない程ヤバい家とみんな承知しているにもかかわらず、自らの手で住人達を生贄とするために、こぞって家に押しかけるという集団ヒステリー的な別映画の展開になり、逆に自分たちが殺られるという意味不明でおバカな展開が繰り広げられることになる。(越してきた住人達には関わらずに、地縛霊的なやつに全て任せておけばよいものを・・・)
最後は死んだ息子の霊まで登場してしまい・・・もう何でもありだな。
殺された元住人の呪いなのか? 集団ヒステリーなのか? どっち付かずで話が進み、結局よくわからないまま終わるけど、そこそこ面白かったからまあいいか。