2.《ネタバレ》 前作では、回想シーンが長すぎて1作では終わらなかった、という驚異のバランス感覚の無さがいかんなく発揮されていたのだが、2作目の本作に入っても回想が延々と続く。何と、約1時間50分!残り30分しかないのにどうするの?というさらなるバランスの悪さ!しかも回想のうち30分くらいは、父バーフバリとデーヴァセーナが出会って恋に落ちるくだり「だけ」に遣われるという徹底したバランスの悪さ!そして前作では命がけの滝登りまでしてめぐり会った運命のアヴァンティカは、回想で出ないのは仕方ないとしても、いざ現在に戻ってからは、ほとんど出番がない上に戦闘シーンでもほとんどモブ扱い!あと、あの伯父さんは、悪辣ぶりではバラーラデーヴァと大して差がないんじゃないかと思うんだけど、最後はしれっと宮殿に残ってなかった?等々、まあ、突っ込むこちらの気力の維持も試される作品です。その辺の迷いのない歪みぶりを愛おしく感じます。水増し感ありありのCG戦闘シーンなどはどうでもいいです。