《改行表示》14.シュールで、でもちょっと可笑しい。当時、流行となった「家族ゲーム」。 音楽が無くて、何となく不思議な感じが続いて終わる。面白い作品だと思う。でももう別にいいか、とも思わせる。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-03-11 23:14:15) |
13.《ネタバレ》 横並びの食卓、今見ても斬新!終盤の食卓ひっくり返しは唖然としちゃいました。ストーリーうんぬんよりも、映像と音がおもしろかったです。 【kaneko】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-09 18:13:54) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 奇妙な映画だった。物語の最初から変である。テーブルに横一列に並んで食事、大事な会話は車の中で・・・。 おそろらくは家族の絆というものをテーマにしたのだろう、それが受験によってもろく崩れていく。そういった受験戦争の無意味さを皮肉った映画なのかもしれない。 人間の価値は、むろん学歴や学校の成績で決まるものではないし、それは誰もが知っている。しかし、受験戦争を仕方がないと追随してあきらめる者が、何と多いことだろう。 松田優作演ずる家庭教師は決して有能なわけではない。そばについて図鑑を見ているだけだし、茂之君にちょっとした刺激を与えただけだろう。それを志望校に合格したからと言ってお祝いし、茂之君の兄には学校に最近行っていないと父親は非難する。 ついに家庭教師は頭に来たのだろう、最後の食卓をひっくり返しめちゃめちゃにした。 この場面だけが本当に痛快である。後始末を家族全員でやっていたので、変化が見られるのかと思ったら、ラストはまったくの無気力、ますますおかしな家族になってしまった。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-09-26 06:19:44) |
《改行表示》11.80年代の学校や家庭で浮き彫りにされていた問題点を、 風変わりな家庭教師を通して描いた風刺コメディー映画。 ストーリーはほとんど無いに等しいのだが、当時の何となく殺伐としたシラけた雰囲気を、 役者陣の飄々とした演技、独特の間、シニカルタッチの演出などでうまく表現している。 家庭教師役の松田優作は朴訥なキャラがハマったのか、本作で役者としての新境地を開いたが、 個人的には父親役の伊丹十三が良かった。今の若い人が観ても通じるんだろうか? 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-09-18 06:10:28) |
10.行動心理や動機がつかみづらい映画は苦手なんですけど、これはなぜか楽しめましたね。なんででしょう?こういう子供は実際結構いると思います。周りが気付いていないだけで。生徒の答案をまるめて校舎の外に捨てて笑いをとるところに時代を感じました。個人情報の保護責任がやたら厳しい今の時代には、考えられないですね。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-06 21:11:24) |
《改行表示》9.バックグラウンド音楽をいっさい廃した異色の作品。 単なる受験戦争を皮肉ったものかと思いきや、 現代の家族関係の影の部分を抉り出し、社会へ問いかける深い映画となっている。 受験戦争が過熱していった時代、 いじめや希薄になった人間関係、俗物根性など「困った人たち」をストーリーにちりばめながら、 松田勇作演じる家庭教師の怪人ぶりに見るものを引き付け、シュールな笑いを誘う。 森田監督の才能を感じさせる一作。 昨今の、一方的に盛り上げるだけ盛り上げる過剰な音楽演出にうんざりしている人は見ておいて損はないと思う。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-12-03 22:49:57) |
8.《ネタバレ》 これまた、みんなに観ろ!と懇願されたが公開時の私にはタイトルさえも恐く、家族でどんなゲームするんだ!?と、不可解極まりなくて。結局大幅なcutをしたTV放映分しか観ておらず、ただ当時は「日本の映画業界、ニューシネマの幕開け」的な論争が多々なされていて、横に並んで食事をするシーンだけでも鳥肌モノなイメージはあったが、私には理解しがたく、ただ今思えば「孤食(この言葉も使われなくなって久しいが)」の始まりをうまく表現していたのかも知れないですね…。 【成田とうこ】さん [地上波(邦画)] 6点(2008-07-02 17:23:37) |
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7.今、見るとどうしても画面に安っぽさを感じてしまうが、有名な食卓のシーンは笑わせてもらった。ただ、映画全体に渡ってBGMを使用しないという試みが、成功しているかどうかは、少々疑問である。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-05-13 23:20:32) |
6.森田芳光が天才の名を欲しいままにしてた頃の作品ですねぇ。 ストーリー的には、ちょっと「行き過ぎ」感があって、基本的にこのトーンは好きじゃないんですけどね。 由紀さおりがうまい。 「なんにもしないお母さん」を好演してます。 なんのインタビューだったんだろうなぁ。。。「この映画と同時に観る映画を選ぶとしたら?」みたいな問いに、当時 森田芳光は「地獄の黙示録」を上げていた。 ほぉぉと唸ったな。。。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-04 21:33:39) |
《改行表示》5.俺ね、これ初めてテレビ放映されたバージョン(クライマックスのシーンを丸々カット した事で物議をかもした)しか観てないんですよ。それでもかなり面白かった記憶があります、この映画。友達の部屋に遊びに行ったら、エレベーターからエレベーターへ乗り継ぎとかあったり、近所の奥さん(戸川純)がもし葬式になったらマンションのドアは棺桶が出せないからどうしたらいいんだって由紀さおりに訴えるシーンとか、何か奇妙な感じがして。森田監督の都会的感覚の良い部分がうまく出てましたね。 |
4.面白いところもたくさんあるが、分からないところもたくさんある。面白い部分だけ楽しめばいいじゃんと言われるかも知れないが、展開が理解できないので楽しめない。損をしているのか、僕は。 【flyhigh】さん 6点(2004-07-04 22:44:14) |
3.優作さんの新たな境地が見れる作品。さすが劇団出だけある?森田もこの作品はいい!非常に微妙な間がなんともいえない!クスっとくるコメディ!デフォルメされた平凡家庭ーこの矛盾がいい!! |
2.面白かったです。宮川一郎太もよかったけど、由紀さおりもいいじゃないですか?キムタクと出ていた富士通のCMも良い味を出しているし、再評価されていいと思います。CDも童謡以外のものをコンプリで出してほしい。映画ネタからはずれてしまいました。 【omut】さん 6点(2003-09-29 12:43:08) |
1.これはどうしてもコメディという感じでは観ることができない。次第に苦笑もできなくなってくると言おうか、居並ぶ阿呆面・ふざけた馬鹿らしさの中に潜む、冷たく尖ったナイフを突き付けてくるような感覚。精神的な嫌悪感というか、おどろおどろしさを覚えてしまったのは私だけでは無いだろう。いろいろ考えさせられたあげくに、結論を出すことの出来ない歯がゆさ。つくづくいやらしい監督だと思う。それにしても、松田優作はやはり鬼才。他の人間では、こんな具合に味加減を巧みに調節した演技はできまい。 |