8.《ネタバレ》 俳優イーストウッドとしては「運び屋」以来となります。
これはもう当然なんですが、背中も丸くなりやはり年をとったなと感じざるをえません。
監督イーストウッドの作品に俳優イーストウッドが出るのはそろそろ厳しいのかな。
イーストウッド演じる孤独な老人と、複雑な境遇にある少年との友情。
「グラン・トリノ」を思い出したりもしますが
旅の途中で滞在する町でのカフェの女主人とのエピソードや、
国境を越えさせまいと追ってくる、存在感の薄い悪役など。
イーストウッドの作品としては、作品を通して漂う空気もかなりゆるい。
しかし本作の時点で90歳を超えている俳優イーストウッドの映画としては、
こういう世界観でいいのかなとも思えます。