《改行表示》32.《ネタバレ》 当時は演出も含めて新しく感じたのに、今、観直してみると在日に対する日本人の描き方がもう既に古くなっている。 彼女の父親が韓国人や中国人は血が汚いから付き合ってはいけないと教えていた。 そんな極端な人間は今はほとんどいないし、それよりももっと違う理由で若い世代にも韓国・北朝鮮や中国を疎む気持ちが広がってきている。 在日を描いた作品って、必ず偏見のある日本人に罪のない在日が酷い目に遭うシーンが入るようで、そういうのも類型的すぎるように感じる。 ただ、『パッチギ!』よりはニュートラルで、偏った視点から歪曲されてはいないよう。 「名前ってなに? バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」 『ロミオとジュリエット』の一節がとても印象的。 アイデンティティをテーマにしながら決して重苦しくないドラマになっていたし、行き過ぎた民族教育を笑いに変える脚本はクドカンらしくておもしろかった。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2013-07-15 23:32:36) (良:1票) |
《改行表示》31.《ネタバレ》 在日を扱う&恋愛モノとしては軽さも否めませんが、それが逆に重くならず観やすくなっているかと・・・ 現に、何となく観始めて最後までサラッと観れちゃいました。 窪塚洋介君も良かったけど、脇を囲む山崎努さん&大竹しのぶさんは流石。 何気に、平田満さんが平田満本人役でちょろっと出演していたのがウケました。 【名前ってなに?バラと呼んでいる花を別の名にしてみても、美しい香りはそのまま。】 コレに集約された映画ですね。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2011-10-09 08:08:41) (良:1票) |
《改行表示》30.《ネタバレ》 政治や社会への問題提起はほとんど無く(北朝鮮の描き方は少し否定的ではあるが、)て、登場人物の心情を中心にしっかりと描くことができており、重くならずに見ることができた。 テーマ性を持ったストーリーなので、娯楽と言うほど爽快感は無いが、コメディータッチの部分も多く、最後まで楽しんで見られた。 原作が良かったからなのかもしれないが、ややもすれば重くなりがちな在日の若者のアイデンティティに対する葛藤と言うテーマをしっかりと青春ドラマの脚本に仕上げてあり、原作(未読)が良いんだろうなぁと感じると同時に、いつもガチャガチャな宮藤官九郎もやるときはやるじゃんって感じ。 キャストもみんな演技派で非常にいい味を出している。 日本人として安心して見られるのはやっぱり日本映画かな(^^; 【nobo7】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-07-01 02:01:16) (良:1票) |
《改行表示》29.やりたいことはわかるのですが、紫咲コウ演じる不思議ちゃん女を好きにならないだろ、という違和感が付きまとう。 終いには、親に洗脳されていたとはいえ、在日と知るとあんな拒み方しちゃうし、不意に電話してきてより戻そうとするし・・・。 まあ、身近な問題にならなきゃ、人は関心を示さないってのは表現できてるから、ちょっと甘めに採点。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-07-13 00:49:52) |
28.「めちゃ、ウンコしたい」・・・ってとこ、正直、笑いました。そこだけよかったです。この点数は、そこの点です。それ以外は、だめです。・・・お金かけてもだめです。さすが行定、、、、、という感じです。・・・・・・・・橋の上の警官とのシーンもいいですが、もっと長まわしのワンカットにするくらいじゃなきゃ、役者もほんとうに心から演技できませんよね。・・・・・・・・とにかく、テーマが、このグローバル化の時代では古すぎ。「バッチギ」みたいに過去の話、しかも関西の話にするような工夫がないと、全然、説得力がありません。きょうび、クラスに2,3人は、李君とか、朴さんとか、劉君とか、黄さんとかいて、国籍とか気にせずおつきあいしているのではないでしょうか。・・・・・・・・最後の校庭のシーンで窪塚が、在日ほにゃらら、と絶叫していますが、今時の若者の辞書には、在日という言葉はおそらくないでしょうし、在日韓国人と在日朝鮮人の区別も殆どないと思います。在日といっているのは、一部の右翼と在日の人達くらいじゃないのでしょうか。・・・・・・・・また、吠えている窪塚の目が好きだと、柴崎が言いますが、その目は、差別に対する抗議の目なわけで、もし差別がなくなれば穏やかな目になって、魅力的ではなくなるわけです。ということは、全体として、すでに都会では消えつつある差別を懐かしんだり、肯定したりする映画だったわけです。 【王の七つの森】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-07-24 00:09:48) |
27.《ネタバレ》 昔話題になっていた当時に見た時はイマイチに感じた映画だが、今見るとそこまで面白くない映画という感じはしなかった。「これは僕の恋愛に関する物語だ。」と主人公・杉原(窪塚洋介)のモノローグが三回ほど入るが、実際は在日の主人公青年のアイデンティティーに関する物語で、そのテーマをシリアスになりすぎず、癖のある笑いの中にオブラートに包みながら、しかし社会派映画としての真面目さも忘れないというクドカンの脚本はうまく、行定勲監督の演出もそれにうまくハマっていて重くなりがちなテーマを軽快な娯楽映画として描くことに成功している。クドカンらしさが出たのは民族学校のシーンで、校内で日本語を使ったことを責める教師(塩見三省)と元秀(新井浩文)の激しい応酬は本来ならこちらもちょっと萎縮をしてしまうようなシーンなのに、元秀が使った日本語の内容に思わず笑いをこらえることができなかった。それに本筋と無関係な平田満を使った小ネタもいかにもクドカンといったところ。杉原が自分のことを桜井(柴咲コウ)に告白し、拒絶されて別れた後の巡査(萩原聖人)との会話も救いがあってなんか良い。しかし、今見ると在日に対する差別意識の描き方に古さを感じてしまい、今ならこういう描き方はしないだろうなと思った。杉原の昔からの友人(細山田隆人)が殺されてしまう展開は、描写は軽めなのだが、切なさがちゃんと描かれているのがいい。桜井が杉原を受け入れるラストはこの手のテーマを描いた映画としては後味が良く、ちょっと感動的でもあるのだが、桜井がなぜに杉原を受け入れるに至ったかをちゃんと描いてほしかった気がする。出演者ではやはり杉原の両親を演じる大竹しのぶと山崎努(かなり歳の離れた夫婦だなぁ。)の強烈なコンビぶりがすごく印象に残る。(2017年9月28日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2005-06-14 21:54:43) |
【Piece】さん 6点(2004-07-20 04:41:56) |
25.もっと問題提起の部分のウエイトを大きくしたら面白くなったかな。 【PAD】さん 6点(2004-06-02 12:37:12) |
24.柴崎コウの目はすごい力があるよな~~!私的に、友達が喉にナイフを刺されて亡くなってしまうシーンがとても印象深い。 【アンナ】さん 6点(2004-02-01 15:59:09) |
23.会話のやりとりが面白く、若者向けに恋愛の要素も入れた(というかメインらしいが)在日問題の話だと思う。それなりに楽しめ、メッセージ性の強い言葉もいくつかある。でも心にグッとくるものは無く、あまり印象に残らない作品になっている気がする。 【kazu】さん 6点(2004-01-10 04:11:23) |
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22.勢いがあって、強い映画です。いろんな意味で。恋愛がメインじゃなかったら、もっと私好みだったんだけど…。恋愛以外の部分が好きでした。(タイタニックでも同じようなこと書いたような…。でもタイタニックよりはこっちのが好き。)ちょっと私には難しかったです。感情移入できなかったです。窪塚嫌いの所為かなー。 【M・M】さん 6点(2004-01-06 23:20:18) |
21.これ見て直ぐに思ったのは「言われなきゃ在日ってぜってぇわからん」ってことだ。あれは窪塚洋介を日本人だと皆が知ってるから日本人として勝手に思い込んで見てられるけど実際日本語ペラペラのモンゴロイドは外見じゃ日本人そのもの。これは信じられないだろうけどかなりマジ(体験済み)。だけど俺は知った後でもどうも思わなかったよ、普通に相手を日本人として接した。考えるだけ無駄だし、誰がなんと言おうと日本人そのものだからね。ぶっちゃけ血がどうこういう時代は窪塚が言ってた通りダセェよ。俺が思うにサッカーの日本代表の監督が日本語話せない方がよっぽど問題があると思うけどな。 【taron】さん 6点(2004-01-02 04:50:28) |
【コダマ】さん 6点(2003-12-04 22:55:07) |
【STYX21】さん 6点(2003-12-03 01:08:46) |
【ボバン】さん 6点(2003-11-30 03:47:26) |
17.「めっちゃウンコしてぇ」の場面がおかしかった。本筋よりもそちらのほうが印象に残った。 【洟垂れ】さん 6点(2003-11-22 10:52:02) |
《改行表示》16.テーマの割に中身ないなーと思ってたら、「これは僕の恋愛の物語だ」って窪塚君が言ってましたね。当時は日本アカデミー賞総ナメとかいってたけど、そんなに騒ぐほどの作品ではないと思う 【buyobu】さん 6点(2003-11-14 21:32:42) |
15.原作を読んではいないんだけど、一見いきあたりばったりなようでいて、実はち密に計算された宮藤官九郎のシナリオはさすがに見事だと思う。窪塚クンをはじめ、役者たちの熱気あふれる演技もいい。特に、萩原聖人のダメ警官は作品の中でも最もシンパシーを感じさせてくれたし。だのに、柴咲コウ扮する日本人少女と「在日」の主人公とのラブストーリー部分が、やたら感傷的な演出によって映画そのものを損なう結果に…。勿体ないなあ。でも、一見の価値ある作品であることは確かです。 【やましんの巻】さん 6点(2003-10-18 14:19:33) |
【福助】さん 6点(2003-07-09 00:24:51) |
13.柴咲コウはすごい魅力的に出来てる。話も自分の生活の中であまり考えないことがテーマだったので考えさせられるものがあった。 【しずく】さん 6点(2003-06-03 21:25:14) |