4.《ネタバレ》 下の方にほぼ同意。「バルジ大作戦」というタイトルで、どうしても戦争映画好き(特にある程度知識を持った人間)は重厚な史実物を期待するんで。唖然としたりガッカリするわけですが、最初から、実際の戦闘の名前と、2、3の有名なエピソードを借りた戦争アクション映画と割り切って観れば、なかなか楽しめました。
特に最初駄目将校の典型だったウィーバー中尉が、自分を庇ってくれた軍曹の死を契機に成長しクライマックスで重要な役割を果たす流れは好きですね。
ただ、最初冷静だったドイツ人将校が突然、ヒステリックな戦争マニアに変化して、部下の下士官と哲学論争wを始めるのは少し興ざめでしたが。
平成24年5月25日再見 これが多分ラスト
冷静に見れば、ある意味最低な製作態度の映画。なんと言っても雪が積もってるシーンとそうでないシーンが唐突につながっていくのはひどい。大体北ベルギーで冬季に行われた作戦を、スペインでロケして撮影しちゃおうってのが無理無謀な話で。映画というもの、それから映画を見るものを根本的に馬鹿にした駄作。
ただ、最後の戦闘シーンを除いてはストーリーも悪くないし、戦闘シーンだってそこそこはリアルで楽しめるだけにかえって惜しまれる。
※できたら特攻大作戦を先に見ない方がいいと思う。見ちゃうと、どうもロバート・ライアンが無能で嫌味な将軍に見えてしょうがなかったり、テリー・サラバスがどう見ても基地外でw