《改行表示》16.《ネタバレ》 目的のない映画は大変苦手。その中でもこの作品はまだ観れるほうです。理由のひとつは、イーニドを演じるソーラ・バーチの魅力を堪能できるところでしょう。それに、10代後半~20代前半くらいの、もてあまし気味な精神状態が、大変リアルに伝わってきます。これは多くの人の共感を呼ぶのではないでしょうか。 近寄ってくる人間は手当たり次第にバカにして、『人とは違う自分』をひとつのファッションにしておきながら、自分から人が離れていくと途端に不安になって、今度は自分から近寄り相手を振り回す。こーゆー心理状態って、若いときには誰しも経験ありそうです。 ただし、物事にはすべて『タイミング』があります。『自分の世界感に酔って斜に構えるのもいいけど、そのせいで大事なチャンス、人との信頼をなくすリスクがあるってことは、覚えておけ。』ってことを、様々なパターンで教えてくれているのが、この映画の最大の良心のような気がします。はっきり言ってどれも似たような経験があるので、何ともいえない居心地の悪さを感じてしまいますね(笑) ですがこの映画、裏を返せば『共感』+『あるあるネタ』によりかかっているだけに見えなくもないです。また、個人的にはラストにはっきりとしたオチをつけないのは好きではありません。どうとでもとれる隠喩的な映像で、鑑賞者に解釈を求めるやり方ってのは、表現者として卑怯な締め方の一つだと思っています。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-06-01 05:16:39) (良:1票) |
15.自意識過剰で何故認められないのか葛藤する様は自分と重ねてしまい入り込めました。が、やはり「女の子」の話なんだろーか?そこまで行動やセリフに納得できなかった。ラリー・クラークの『KIDS』を観た時はもっと興奮した気がする。あと!歳の差の離れた彼女を眺めるオッサン視点はおもろかったです。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-07-27 13:24:20) |
14.前半のリアル感のまま行けば面白いなーという期待通りにはならず、ラストに向かうにつれてイマイチ不完全燃焼気味でむにゃむにゃ~っとしてTHE ENDってな感じでした。それでも十分個性的ではあるので楽しませてはもらいましたけどね。 【ヴァルディア】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-29 13:05:56) |
13.《ネタバレ》 タイトルが素晴らしい!年齢や観るタイミングによって、随分評価が変わってきそうな今作。おっさんに片足(全身?)を突っ込んでいる年齢で観た私。もう少し若い頃に観たらよかったなぁ…と思いました。そう、尾崎豊を聞いていたあの頃に…。まぁ、冗談はさておき、エンディングがどうしても納得いかない!イーニドはあのバスには乗ってはいけなかったのでは!?最後、バスが止まるけどイーニドが椅子に座ったまま…というエンディングが、自分の中では一番しっくりくるんですけどね…。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-18 19:06:11) |
12.イー二ドがシーモアに惹かれる理由がよく判らないですね。シーモアはただの音楽好きな会社員しか思えないし。OFFは趣味の仲間とつるんで、ONは普通に勤め人やってるだけで、特に変わっているとも思えないんですが(こういう人はどこにでもいますよ)、大人との付き合いのない高校生には新鮮なんでしょうか???この映画は「バカほど人間関係が得意なのよ」に共感できるか否かでしょう。世の中いろんな人間がいるんだから、純粋で繊細で理想主義者のままじゃ他人とは上手くはいかない。ある程度バカになって鈍感になって妥協してく器用さを身に付けないと。それが大人になるという事でしょう。それが嫌なら他者との関わりを一切絶って引きこもればいい。ネットを利用する多少の知能があれば今の世の中それでもナントカ生きてはいけるから。それもひとつの生き方だと思います。 |
11.いいですね、こういう映画は好きです。ちょっと「アメリ」を思い出しました。こちらは、微妙な浮遊感とでも言いますか、“地に足が着かない感じ”が濃いです。それがむしろ“不安定なぶんだけ”、リアリティがあります。 【金子淳】さん 6点(2004-07-07 18:27:53) |
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9.スティーブブシェーミさん大好きなのですが・・・。なんかよくわかりませんでした・・・。豪華キャストだと見ているのは楽しいです。。。 【mako】さん 6点(2004-02-07 13:46:05) |
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8.主人公にあまり感情移入出来なかったです。スティーブ・ブシェーミがとてもよかったです。 【ギニュー】さん 6点(2004-01-21 23:06:14) |
7.ブラッド・レンフロでてたのか・・・。さっぱり気づかなかった。もしかしてジョシュ役?2年位前に見ればもう少し楽しめたかも。イーニドのファッションがかわいくておしゃれな映画だったなー。 【およこ】さん 6点(2003-12-06 23:26:46) |
6.テイスト良し。“コミックをそこそこシュールに映画にしました。”と言う感じ。“そこそこ”が絶妙。良い。 【つちのこ】さん 6点(2003-11-12 12:15:25) |
5.T・バーチより、レベッカ役のS・ヨハンセンに感情移入。相方がバーチ寄りだったので、お互いの気持ちを喧々諤々説明しながら見てしまった。一見個性的ながら実は他者に依存しまくりで、追い詰められると逃げちゃいたいって人の心象風景を見事に説明した映画(←注:レベッカ視点)。馴れ馴れしいクラスメイトのそぶりを二人で真似するシーンがおかしかった。あーゆー勘違いな人いるよいるよーって。そして、それを小ばかにするやつもいたよなーって。ブシェミはほんといい男でした。彼がモテない世界は確かに間違ってる。 【イボンヌ】さん 6点(2003-07-07 10:33:23) (良:1票) |
【いちごタルト】さん 6点(2003-06-15 20:33:54) |
3.思うのは、ゴーストワールドは一体どっちなんだろうってことです。あのバスの先にも、結局は同じ現実があるだけだし、それ以前に、あのバスが本当は存在しないことを私達は知ってる。だから、あれは逃げだ。逃げないでほしかった。・・・つまり、羨ましいんです。 【霧島 真】さん 6点(2003-02-08 10:36:23) (良:1票) |
2.すこし共感できるかも。印象的な映画でした。でもそんなにおもしろくなかったかも。重くなるっていうか、、、ね。 【バカ王子】さん 6点(2003-02-06 13:50:38) |
1.オタクにおける社会生活目覚め的作品ッ。全ての事をひねくれ、斜に構えて見ることによって自分を保っていた主人公が、変なりに社会における生き方をちょっと見出していく成長ドラマッ。誰でも他人事とは言えない感じッ。もう少し変な所がが面白おかしく描けていたらなぁッ。 【チューン】さん 6点(2003-01-13 05:17:30) |